コワーキングスペース

コワーキングスペースで見知らぬ営業に話しかけられた結果

或る駅前のコワーキングスペースで作業をしていた時のことです。

LAMP + Laravel 5系で、プログラムを書いていました。

 

そのコワーキングスペースは、自宅から近く、且つ、早朝から深夜まで開いているということもあり、使用頻度は極めて高かったです。

 

私は、朝、一番乗りで、そのコワーキングスペースにやってきました。

朝の利用者は、ほぼいないので、貸切状態です。

利用者は、10時を過ぎれば、ちらほらと増えてきます。

 

利用者には、私のような個人の方もいますが、

会社で契約をして、ミーティングをする目的で利用するケースもあるようです。

 

オープンスペースの隣人

 

その日、私は窓側の席で、時折、眼下の大通りや向かいのオフィスビルを見ながら、作業をしていました。

その真裏に、テーブル席があります。

このテーブル席は、よくミーティングで使用されます。

 

10時過ぎ頃でした。

会社の営業チームらしき人達が、その席を利用していました。

営業は、三人です。

 

雰囲気は、正直、よくありません。

二人に対して、一人が、ひたすら怒っている、という感じでした。

この怒っている一人は、上司なのでしょう。

それらの会話の中で、

「開発」や「エンジニア」「LAMP」というキーワードが所々で出てきたので、

私は、指先を動かしながらも、耳をそばだてていました。

 

話を追っていくと、どうやら、この営業チーム。

エンジニアを確保できなくて、悩んでいるようでした。

 

その一方で、案件がある。

だけど、対応してくれるエンジニアが見つからない。

納期は決まっている、一体、どうすんだ。

簡単に整理すると、こんな感じでした。

 

上司が激怒して、残り二人は、それに耐える。

耐えている二人が大した案を出さないから、油を注ぐように、上司がよりキレ上がる。

こんな調子で、ミーティングは、進んでいきました。

 

「どうすんだ。時間ないぞ」

「クラウドソーシングで募集するか」

「それは賭けだ。ちゃんとしたやつが来る保証がない」

「じゃあ、仲介会社に頼むか」

「そんな予算がない」

 

結構、長いことやり取りしていました。

 

私としては、後方の席でミーティングをやられると、背後から自分の開いているPCを覗かれているようで、少しプレッシャーもあります。

当然、後方の席から、私の作業PCの画面は、丸見え状態です。

(もちろん、このような状況では、覗かれてマズイような情報は開きませんが、、)

 

ふと、先ほどまで、大きな声で議論していた後方の声が消えました。

 

突然であったので、不気味に感じました。

 

オープンスペースとプライバシー

 

不気味さがありつつも、

ああ、ようやく、後ろのミーティングは、終わったんだな

と思い、首を捻って後方に目をやると、

 

私の肩越しで営業チームの上司と思しき男が、私のPCを、しっかりと覗き込んでいました。

 

覗き込むとは言っても、

コソコソと、悪いことをしているという後ろめたさを帯びた感じでは、決してなく。

しっかりと見ていました。

 

それから、振り向いた私の顔としっかり目が合いました。

数秒ですが、見つめ合う状態になりました。

 

上司の中で、何か閃いたのかもしれません。

 

「おーい」

「こいつにやらせよう」

上司は、私の顔に、指を差しました。

 

その瞬間、意味が分かりませんでしたが、

どうやら、自分たちの案件を私にやらせよう、という話のようでした。

 

閉口しました。

 

初対面でもない、見知らぬ他人から、

「こいつ」

呼ばわりされて、

業務内容も報酬も何も話し合っていない状態で、

「作業やらせよう」

って、真面な思考ではありません。

 

そのあと、案の定、開発案件を対応してくれないか。

という依頼を受けました。

その間も、「お前」と呼び、タメ口で話してきます。

 

無論、断りました。

 

仕事は、信頼が第一です。

いくら単価が高くても、信頼のおけぬ奴と一緒に仕事はしたくありません。

 

断った後も、

エンジニアの知り合いを紹介しろ。

どうすれば、エンジニアが見つかるか、一緒に考えてくれ。

だとか挙げ句の果てには、

一緒に営業をやってくれ。

とまで言われました。

 

コワーキングスペースは、人と人との繋がりの場だ。

とは、よく言われますが、

このような方々とだけは繋がりたくないものです。

ABOUT ME
普通のフリーランスエンジニア マノリさん
1981年生。早稲田大学卒。秋葉原(外神田)在住。フルリモートで作業中。昼は人で溢れかえり、夜は誰もいなくなる電気街で、仕事を頑張る。趣味は、小説と散歩