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業務委託を正社員として働かせる!フリーランスエンジニアのブラック案件

freelance engineer seishaiin

当方、フリーランスのエンジニアで、普段、リモートで作業をしています。

 

案件を複数対応していて、少し手が空いたので、新たな案件を受けることにしたのですが、

これが、久々に、ブラックなクライアントと契約をしてしまい、ヒドイ目に遭いました。

 

クライアントに悪気がなく、良かれと思ってやっている感があったので、非常に厄介でした。

それは、

「弊社では、正社員と非正規との間に、垣根はありません」

というものです。

備忘録として書き残しておこうと思います。

 

正社員と業務委託の良いとこ取り

当然ですが、

正社員と業務委託には、それぞれ、メリット/デメリットがあります。

 

この会社の、

「弊社では、正社員と非正規との間に、垣根はありません」

とは、正社員と業務委託のメリットを掛け合わせたものではなく、

正社員と業務委託のデメリットのみを掛け合わせたものでした。

企業側のコストは極限までカットし、就労者?(業務委託)を可能な限り働かせようとしていました。

そして、これを、企業側が良かれと思っている感じでいるので、戸惑いました。

 

【体験談】働いてみたら契約内容と全然違った

他社案件との兼ね合いもあり、頑張っても週2日程度しか稼働が確保できない状況でした。

そんな時、次のような内容の求人を目にしました。

  • 週2日でもいい
  • 朝夜、いつ仕事してもいい。もちろん、リモートOK
  • 2日でもかなり高単価

 

この時の私にとっては、まさに、条件にマッチする案件です。

 

本当にこの条件なのか?

もっと稼働してほしい、という話になれば、断ろうと考えていました。

 

初回面談の時、確認をしたところ、問題なし。

思わず、二つ返事で、契約してしまいました。

 

これが地獄の始まりでした。。

稼働してみると、現実は異なっていました。

 

  • 週2日でもいい

 → 週7日稼働。且つ、チームメンバーには、本業が終わった後に、深夜に稼働をし始める他社正社員もいたので、その人とのやり取りが必須になり、実質、朝から深夜遅くまでの体制を強いられる

  • 朝夜、いつ仕事してもいい。もちろん、リモートOK

 → リモートOKだが、起きている間は、PCやスマホから離れられない

  • 週2日でもかなり高単価

 → 契約単金は週2の金額。7日稼働の為、当初の週2の単価では、最低賃金以下になる

 

ちなみに、会社飲み会への強制参加 ( 飲み会での一芸披露含む )というものもありました。

 

「弊社では、業務委託も正社員も同じ扱いをします」

この会社、事あるごとに、

「弊社では、業務委託も正社員も関係ありません。同じ扱いをしています」

と言うのです。

 

これが、私は、どうにも、腑に落ちませんでした。

一見、聞こえはいいですが、

業務委託と正社員を同じ扱いにする、って、企業側からすれば、実態は、業務委託に対して、安い単価で、あれこれ、業務と関係ないこともやらせるよ、ってことなんですよね。

実際、そのような形になっていました。

 

前述の長時間稼働に加えて、

私は、システム開発の要員として契約・参画したにも関わらず、

なぜか、

  • 会社に呼び出されて、(業務と無関係な)プレゼンをさせられたり
  • (業務と無関係な)資料を作らされたり
  • (業務と無関係な)文章を書かされたり

をやらされました。

 

「手が空いているなら、これもやって」

って感じです。

 

契約内容に、含まれていないんですけど。。

 

「弊社では、業務委託も正社員も関係ありません」

 

なんか、自分たちに都合の良い解釈をされていませんか?

 

準委任でも請負として扱われる?

ちなみに、契約は、準委任契約でした。

業務委託の契約には、主に、「請負」と「準委任」があります。

 

「請負」は、成果物に対して報酬が支払われます。

したがって、成果物の完成が要求されます。

成果物が完成しないと報酬が支払われません。

 

一方で、「準委任」は、時間で精算する契約です。

これは、成果物の完成有無は問われません。

 

もちろん、私は、「準委任」で契約したので、

契約した時間に対して請求をするのが筋なのですが、

 

実際200時間稼働しても、64時間分しか請求ができない仕組みになっていました。。

それは、どういうことかと言うと、

稼働をする際は、Web 上で、タイムカードを押下するように指示されていました。

このタイムカード、( 恐らく初期設定によって ) 、契約時間(64時間)に達したら、それ以上は、打刻できない仕組みになっていました。

なので、64時間を超えた分は、タイムカード打刻なしで稼働です。。

いわゆるサービス残業ですね。。

 

もちろん、これは契約内容に反しているので、実際は、前述の事を主張すれば、クライアント企業側は支払いに応じるはずです。

しかし、その報復?として、フリーランスは仕事を失います。

現に、契約に不信を抱いて、当該クライアントに意見をした、同じチームのエンジニアがいましたが、次の日、消えていました。

エンジニアは切られたとしても、損切りと考えれば、懸命な判断なのかもしれません。

 

クライアントもエンジニアも損をする仕事

結構な理不尽に、途中で契約解除、損切りをしようかと、何度も頭をよぎりました。

しかし、契約期間中だけはやり切ろうと決意。

契約期間の3ヶ月は、対応させていただきましたが、延長は断りました。

(終了間際まで、何度も引き止めにあいましたが。。)

 

案件を受けて、思ったことは、

業務委託契約で正社員と同じ仕事をやらせるのは、企業にとって、オイシイよなあ、

ということです。

或る程度スキルの高いエンジニアを、低い単価で、働かせ放題です。

 

フリーランス視点では、

安い単価で、かなりの高稼働で、色々と仕事をやらされた。。

という悲劇です。

 

当方、コロナ以前からリモートワークをやっています。

契約に関して細心の注意を払っていましたが、

実際このような目に遭うと、事前に見極めるのは、意外と難しいなあと思います。

 

一見、企業がフリーランスを搾取するやり口のように見えますが、

実は、このようなやり方って、企業側も得しないんですよね。

人が定着しないからです。

 

実際、私が入ったこの案件も、大量人材投入&大量人材離脱を繰り返していました。

これって、企業とエンジニア、両者にとってあまりメリットがないのです。

 

求人や面談で、それがブラックか否かを見抜くのは、つくづく難しいと実感します。

ABOUT ME
普通のフリーランスエンジニア マノリさん
1981年生。早稲田大学卒。秋葉原(外神田)在住。フルリモートで作業中。昼は人で溢れかえり、夜は誰もいなくなる電気街で、仕事を頑張る。趣味は、小説と散歩