リモートワーク

ハンコ文化がリモートワークを妨げる

hanko remotework

昨今のコロナ禍を契機に、リモートワーク(テレワーク)を採用する企業は、増えました。

筆者も、普段、リモートワークで稼働しております。

先日、どうしても、ハンコを押す為に出社しなければならないからリモートワークに移行ができないというIT企業の担当者と話をする機会がありました。

 

1. ソフトウェア開発とリモートワーク

当然、全ての業種を一概に、リモートワークへの移行は、不可能です。

業種や働き方により、リモートワークの向き不向きはあります。

接客業や製造業、医療や福祉系の業種は、リモートワークでの対応は難しいでしょう。

 

一方で、IT企業は、リモートワークに最適です。

エンジニア向けの開発ツールも、充実しています。

・コミュニケーションツールのSlack

・ビデオ会議向けツールのzoomやhangout

・ソースコード管理のGithub

・開発環境整備 Docker

あたりを使えば、個々のメンバーは、どこで作業をしていても、差し支えないからです。

IT企業は、最も、リモートワークに移行しやすい業種と言えます。

 

2. ハンコを押す為だけに出社をするIT企業(体験談)

先日、取引先である、IT系の中小企業の担当者と話す機会がありました。

その会社、昨今のコロナ禍にも関わらず、一部の人は、まだ、リモートワークへの移行ができていないと聞きました。

それを伺った瞬間、金融系のセキュリティの厳しい常駐案件を想像しましたが、そうでは無く、自社開発案件とのことでした。

それならば、筆者からすると、リモートでは無く、オンサイト(出社)でないとできないこととは、一体、何があるのかが、気になりました。

なので、何気なく、担当者に尋ねてみました。

 

「IT企業(ソフト開発)で、リモートで無いと、対応できない業務は、何かあるんですか?」

すると、このIT企業の担当者は、答えてくれました。

「承認の業務があるんです」

「承認?」

「書類に、ハンコを押す業務です」

・・・

このIT企業、紙の書類にハンコを押印するという業務があるから、会社に出社しなければならず、リモートワークができない、というのです。

 

これを聞いて、衝撃を受ける人は少なくないと思います。

そして、どうしてこんな事をやっているんだろう、と戸惑うでしょう。

今では、クラウドサイン」など、インターネット上で、電子印鑑による押印を含め、契約書を締結する事も可能なのです。

昨今のスタートアップ系の企業は、この「クラウドサイン」を採用しているところが多い印象を受けます。

ITが発展した現状を踏まえて、なぜ、わざわざ、会社に出社して、紙と印鑑というモノをくっつけ合わせるという行為をし続けているのか・・理解に苦しみます。

このハンコ文化は、多くの人が非効率だと分かっています。分かってはいるけれど、「これまでこうしてきた」という前例主義を引き継いでいる、もはや、儀礼的行為に過ぎません。

ハンコ文化は、徐々に消えていくだろうと考えます。

 

3. まとめ

 

要点整理

・コロナ禍で、書類にハンコを押す業務があるので、リモートワークに移行ができないという中小IT企業の人と会った

・今では、「クラウドサイン」など、インターネット上で、押印を含め契約書を締結できるツールは存在している。多くのスタートアップ系企業は、採用している

 

筆者がリモートワークという働き方に慣れきっている事もあるかもしれませんが、今の時代において、この「ハンコ文化」に毒されている企業(しかもIT企業)の存在は、とても奇異に見えました。

IT企業なのに、ハンコを押す業務はアナログ・・アイロニーを感じました。

ABOUT ME
普通のフリーランスエンジニア マノリさん
1981年生。早稲田大学卒。秋葉原(外神田)在住。フルリモートで作業中。昼は人で溢れかえり、夜は誰もいなくなる電気街で、仕事を頑張る。趣味は、小説と散歩