オフィス街

トナラーになる方法

tonarer method

「トナラーになりたいですか?」

「はい、是非!トナラーになりたいです!」

 

そう答える人は、稀でしょう。

現代日本社会にとって、トナラーは、ネガティブなイメージがあります。

誰でも、前のめりに「トナラーになりたい」と言う人は、いないでしょう。

加えて言うと、「トナラーになりたい」と言う人とは、トナラーになることはできません。

 

本記事では、トナラーになる方法について考察を行います。

トナラーになる為には、どうすればいいでしょうか?

 

結論を言うと、

トナラーになる為の要件は、都市を走る電車に乗る事です。

車内は、空いていては、いけません。混雑している必要があります。

つまり、満員電車が、最適なのです。

 

 

以前、トナラーの記事を書きました。

是非、ご一読、頂けましたら幸甚に存じます。

トナラーを真剣に考察してみたガラガラの空間、あなた以外に誰もいない空間、というと、 平日早朝のコワーキングスペースや休日オフィス街の喫茶店を思い浮かべるでしょ...

 

1. トナラーになる方法

前述の通り、トナラーになるには、満員電車に乗る事が、必須の要件です。

但し、付け加えておくと、必ず、満員電車に乗る事が、唯一の方法論ではありません。

満員電車に乗らずとも、都市における満員電車的な経験をする事こそ、大事なのです。

それらの中で、手軽に経験が出来るのが、満員電車である、と言う事に過ぎないのです。

 

トナラーには、

  • 他者との距離感が麻痺した
  • 他者との距離感が正常ではない
  • 他者との距離感がバカになった

という、基本的な性質があります。

 

その性質を、もう少し具体的に申し上げます。

見ず知らずの人と最接近をし、身体を密着させても、違和感が無いような状態を指します。

このようなトナラー的な性質を育む為には、満員電車に乗る事こそ、最適な訓練にである、という事です。

 

満員電車とは何か・・今更、言うまでもないでしょう。

満員電車とは、見知らぬ人と身体を密着させられる場です。

見知らぬ人と身体を密着させる事が、公然と黙認されている空間は、現代日本において、他にはあまり類を見ないでしょう。

 

若い学生や上京したての御方は、その電車内の混雑ぶりに、辟易し、その場で立ち尽くすはずです。

しかし、そのような未経験者を尻目に、何年も、満員電車での通勤を経験されているサラリーマンは、非常に、慣れたように、電車内の人塊の一部へと、組み込まれていきます。

乗り込むことすら困難である思われる状況であっても、お構いなしです。

これを、毎日、繰り返します。

 

当然ですが、誰もが、トナラーになるために、満員電車に乗っているわけでは、ありません。

これは、目的と結果の因果は、異なるに過ぎません。

トナラーになる為に、満員電車に乗る

のではなく

満員電車に乗り続けるからこそ、トナラーになれる

という事です。

つまりは、結果的に、満員電車が、都市におけるトナラーを生み出す装置と化しているということです。

満員電車は、乗客がトナラーになる為の訓練として、作用しているのです。

これは別の視点で見れば、満員電車的な経験を回避して生活をしている方は、トナラーになる可能性は、かなり低くなる、という事を、意味しています。

 

それでは、トナラーになるには、どのくらいの期間、満員電車を経験すれば、よいのでしょうか。

あるいは、どれくらいの混雑量の路線に乗れば適当なのでしょうか。

 

これらの問いは、厳密な答えはありません。

トナラーとは、満員電車の生活を続けていると、或る日、ふと、なっている存在に過ぎません。

例えば、「大学生」で考えて見ましょう。

大学生になるには、志望大学に入学するために、受験勉強を行って、入試で、基準点以上をとることにより、晴れて、志望大学の学生になることが出来るのです。

つまり、大学生になるという事は、或る程度、数値化することが出来るのです。

一方で、トナラーになることについては、入試のように数値化は、出来ないのです。

 

もう一点、付言させて頂きます。

確実に言える事は、トナラーに成りたいと、常に、意識している人は、いつまでも、トナラーになることが、出来ないということです。

考えることなく、毎日、混雑した電車に乗り続けること。

それが、トナラーになる、最短距離です。

 

2. まとめ

 

ここにタイトルを入力

・トナラーになる方法は、毎日、満員電車に乗る生活を続けること。(都市における満員電車的な経験でも代替可)

・トナラーとは、他者との距離感がバカになっている性質が根本にある。

・トナラーになるには・・と考えている限り、トナラーになることは出来ない。考えることを止め、満員電車生活を続けよ。

 

トナラーとは、満員電車と無関係な人生を送っている人達が、満員電車の乗客達に出会った時に、浮かび上がってくる、一種の現象なのかもしれません。

ABOUT ME
普通のフリーランスエンジニア マノリさん
1981年生。早稲田大学卒。秋葉原(外神田)在住。フルリモートで作業中。昼は人で溢れかえり、夜は誰もいなくなる電気街で、仕事を頑張る。趣味は、小説と散歩