先日、フリーランスやフリーランスに関心のあると仰る方々とお会いしました。
秋葉原駅近辺の喫茶店で、話をしました。
フリーランスの繋がり
お互い繋がりを作っておいて、
案件が発生して、人材が必要になった時、
互いに声を掛け会いましょう。
そんな類という内容でした。
この手の理由をつけて、
関係を構築することは、少なくありません。
フリーランスなりたての頃は、
とにかく、仕事を獲得しようと片っ端から、
もちろん、この手の顔合わせにも、進んで参加していました。
一人で作業をしている、
フリーランスは基本的に、孤独なので、
何らかの理由をつけて、
人と会うようにしていた時もありました。
ただ、現在の私は、
この手のことは、余程のことがない限り、
事前に、断ってしまいます。
なぜなら、
繋がりを作ろうとしても、
実際は、繋がりにならないからです。
その後に、いい関係をもたらすことは、あまりありませんでした。
仕事として、互いに、利益をもたらす、
というだけに限らず、
仕事とは関係のない友人関係の構築まで勘案しても、
いい関係は築けませんでした。
短期で利益を求め合っても、上手くいきませんし、
長期的で考えると、あれ、君誰だっけ?という関係に変わっています。
時間の無駄なのでは、
とさえ思うようになりましたが、
今回、行ってもいいかなと思ったのは、
単純に、暇だったからです。
直近で、お会いしたフリーランス志望
この日、お会いした中には、会社員の方もいました。
相手は、同じ年の人でした。
会社員で、マスコミ勤務。
会社員だが、フリーランスや副業に関心あり。
私と同じくエンジニア職。
経歴を聞いて、わざわざ、フリーランスにならなくても、
と思いました。
実際、
この会社員と話をしても、
あまりフリーランスに関心があるようには、思えませんでした。
単に、話し相手が欲しくて参加されたようでした。
今回、この会社員が饒舌になった話題は、
この人が毎日乗っている電車についてでした。
目をキラキラさせながら、最寄駅からX駅で乗り換えるんだ、と嬉しそうに話されていました。
会社の仕事内容は、
守秘義務なんかが絡んで、もしかしたら、大きな声で言えないのかもしれませんが、
一時間で、この方から聞いた内容は、
電車の乗り換えだけでした。
まるで、
今までの人生すべてを、
電車の乗り換えだけに費やしてきたかのように。
「私が、自分は電車を乗らないです」と言ったら、
非常に悲しそうな顔をされたので、
悪いことをしたような気分がしました。
私は、
「フリーランスになると、もう電車に乗れなくなりますよ」
と言いました。
すると、
「あんなもの乗りたくないですよ」
と反論されました。
なぜか、非常に嬉しそうでした。
本当に、好きなんでしょう。それ。
フリーランスなんて、やっている場合ではないです。
フリーランスが繋がりを作ることは難しいです。