コワーキングスペース

コワーキングスペースの迷惑利用者。作業が捗る集中できる?は運次第

coworkingspace luck

コワーキングスペースを、利用していますか?

 

私は、フリーランスになりたての頃は、主にドロップインで、その後、月極契約で、コワーキングスペースを、使っています。

コワーキングスペースの価格は、実に、ピンキリです。

「wework」や「リージャス」、「DMM.make」といったところは、価格を見るとそっと画面を閉じるに至ります。

そして結局、私が契約する価格帯は、1万円前後で落ち着きます。

もちろん、価格が高い方が、施設が綺麗だったり設備が充実していたりするものですが、

私は、自宅で集中できない時に一人で黙々と作業ができる、wifi と電源を完備したスペースがあれば良い、くらいにしか考えておらず、その条件で探すと1万円前後でも十分、要件は満たせているわけです。

恐らく、このような考え方でコワーキングスペースの選定をする御方は少なくないでしょう。

コワーキングスペースは、集中して作業をするのに最適な空間

そう思います。

ましてやその為に入会金や利用料を払っています。

 

雑感としては、それは「運」に左右されます。

そう考えさせられる出来事を思い出しました。

 

ルールを破る者は許さん

 

一年前に月極めで利用していた、コワーキングスペースのことです。

半年ほど契約をしていましたが、最終的に「休会」とさせていただきました。

 

このコワーキングスペースは、電話・私語厳禁エリアがあり、入り口に張り紙もありました。いわゆる、集中して勉強や作業を行うエリアです。別途、電話・私語可能エリアも用意されています。

利用規約にもそれを遵守する旨の記載があり初回契約時の簡単なガイダンスでも説明を受けました。

利用者の皆さんは、このルールを守っています。私も守っていました。

コワーキングスペースの管理人の方も、このルールを厳格に運用していました。

少しでも電話をすると、

「電話での通話は厳禁ですので、以後、利用しないでください」

という注意が飛んできます。

それは、電話が鳴って、

「少々お待ちください。通話できるところに、移動しますね」

という発話でも、睨みを利かせられます。

ルールとはいえ、少し気の毒な気がしました。

 

仕事をしていると、取引先とやり取りをする機会は避けられません。

周りに迷惑が掛からないように配慮して電話をする分には、いくらルール破りとはいえ、目くじらを立てて怒るようなことではないと感じていました。

周りに迷惑が掛からないように配慮するという振る舞いが入っている限り、周りの人達もそれほど腹を立てないような気がします。

それでも、ルールはルールなので、守ります。

 

一人の迷惑客で環境が崩壊

 

ここまでは、責任感の強い、管理者がルールを徹底管理しているがために、コワーキングスペースの利便性が担保されている、

と言えなくもありません。

問題は、ここからです。

或る50代くらいの男の利用者が、いました。

この男は、まるでこのスペースにルールが存在しないかのように、長い時間、電話で、でかい声を出していました。

恐らく、リモートで遠隔地の方と通話をしながら仕事を進めているようで、平気で、一時間、二時間も、室内に大きな声が響いている状態です。

周りの方々が、ルールを守っているが故に、この男の傍若無人ぶりは、一際、浮いていました。

加えて、これだけ目立ったルール違反を犯しながらも、管理者が、注意をしているところを見たことがありませんでした。

その一方で、この50代男以外で、ルールを破った人は、ガンガン注意されていました。

 

私は、

「周りの人が迷惑しているから、あの男に対して、注意してくれないか」

と管理人に、報告しました。

しかし、管理者から帰ってきた回答は、

「あの人は、別にいいんだ」

「機会があったら、注意しておく」

というあやふやな回答でした。

 

或る日、

この男、複数人を連れ込んで、集中エリアでドンチャン騒ぎを始めた時がありました。

「俺、会員じゃないけど、大丈夫なの」

「大丈夫、大丈夫」

という声が聞こえました。

さすがに、頭に血が上り、管理者の元に向かったら、私と同様の考えの方が既にいました。その方とわたしの二人で、管理者に訴えましたが、この場に及んで、回答は、曖昧に終始していました。

この管理者は、この男に、弱みでも握られているのか。

そう勘ぐってしまうほどです。

一緒に訴えた御方に愚痴を言うと、驚くべき事実を教えてもらいました。

それは……

管理者は、以前、ルールを守らないこの50代男に、他の人にするのと同じく厳しく注意をしたそうです。

そうしたら、この50代男が、逆ギレして、激昂して、この管理者に食って掛かってきたそうです。

それが、あまりに怖くてそれから、管理者は、この50代男に対しては目を瞑るようにしている、とのことです。

一人の男によって、すっかり、コワーキングスペースが劣悪な環境に堕してしまいました。。

一時、

管理者が注意をしないので、私が、意を決して、この50代男に注意をしようと考えていましたが、先ほどの事情を聞いた後では、やはりトラブルが怖くて、実行に移せませんでした。

一応、管理者に、私が50代男に注意をしていいか、と尋ねたとところ、歓迎されました。

それはお前の仕事だろとは言いたくなりましたが。。

 

最終的に、

この50代男、このコワーキングスペースで、禁煙エリアで、悠然と、タバコを吸い始めました。

それをきっかけとして、私は、「休会」という選択をしました。

「休会」を申し出た時、管理者から理由を問われましたが、例の件だというと、苦笑いをされて、それ以上問われませんでした。

その時に管理人が、他の利用者も定着しないので経営的に困っている、と愚痴を言われたので、私も苦笑いしました。

この50代男が退会したら、再度利用したいと考えております。

 

ひとりが問題を起こすだけで、全体が駄目になってしまう。

何か、どこかで聞いたような言葉ですね。

コワーキングスペースにも、当てはまるなあ、と感じました。

 

1万円払って、ストレスが溜まっただけか。。

ABOUT ME
普通のフリーランスエンジニア マノリさん
1981年生。早稲田大学卒。秋葉原(外神田)在住。フルリモートで作業中。昼は人で溢れかえり、夜は誰もいなくなる電気街で、仕事を頑張る。趣味は、小説と散歩