トナラー被害に遭った方は、少なくないでしょう。
トナラーに狙われる人は、決まっています。
目次
トナラーに狙われる人の特徴
結論を言うと、
トナラーに狙われる人は、
・害が無さそうな人
・清潔そうな人
・学生や社会人の平均的存在
・人当たりが良さそうな人
・若い人
が当てはまります。
トナラーとは、都市が生成する存在であると、以前、書きました。
https://futsuuno.com/2019/09/28/tonarer
都市生活を通じた感覚で、
瞬時に、ターゲットを選別して、
密接を試みてきます。
一つひとつ、見ていきましょう。
害が無さそうな人
怖そうな人の人の隣には、近づきません。
清潔そうな人
ホームレス的な人に密着することはありません。
学生や社会人の平均的存在
どこにでもいそうな人には、密接します。
反対に、平均的でない人に対しては、審議が入り、その他の要素を勘案して、密接対象として問題がないか否かの判断をします。
人当たりが良さそうな人
「害が無さそうな人」と少し重複しますが、
人当たりの悪そうな人には、接近を試みません。
若い人
若い人には、安心して密接します。
オジサンや老人と並ぶことは、嫌厭します。
次から次へとトナラーが出現
トナラーが狙う人は、決まっています。
トナラーに狙われる人は、何度も襲わることとなります。
先日、北海道でのノマド生活について書きました。
その北海道から東京に戻る新幹線の中で、トナラー的な被害に逢いました。
その時、私は、北海道新幹線はやぶさの指定席に乗っていました。
(私は、鉄道にはあまり詳しくありませんが、)
新幹線の座席は、左右に、3人掛けの席と2人掛けの席が、並んでいます。
私が座ったのは、
車両の一番後ろの席で、
そこだけ、
左右、2人掛けの席になっていました。
私は、窓側で、隣は、空席でした。
一方の、2人掛けの席も、
窓側に1人が座って、通路側の席が空いている状態でした。
座っている人は、オジサンでした。
新幹線は、
新函館北斗駅を出発して、
青函トンネルを通り、
青森、岩手を駆け抜けて、
仙台までやってきました。
指定席の車内は、空いていましたが、
仙台で、人が乗ってきました。
すると、
指定席券を持っていないのに、
平然と、指定席に着く輩が現れました。
乗客に、
「隣、空いていますか」
と聞かれました。
「空いていますが、ここ指定席ですよ」
と返すと、
乗客は、少し考えた素振りをして、舌打ちをして去っていきました。
その後、サラリーマン然とした人が、私の隣の席に着きました。
明らかに、指定席券を持っていないであろう人です。
案の定、切符の確認に来た乗務員に、
指摘され、渋々、去っていきました。
それから、また、別の人が、しれっと、私の隣に着きました。
指定席券は持っていないでしょう。
酒を飲みだして、嫌な予感が漂っていたので、
私が乗務員を呼ぶと、
やはり、指定席券を持っておらず、
この方も、渋々、移動していきました。
そして、空いたその瞬間に、また別の人が、私の隣に座りました。
もちろん、指定席券は持っていません。
乗務員が、指定席券の購入を促すと、退きました。
そこで、私は、隣の席に、バックを置きました。
さすがに座る人はいなくなりました。
(わざわざ、そのバッグをどかして、座ろうとする人が現れる恐怖はありましたが、、)
ここで、私は、ふと思いました。
なぜ、私の座席の隣ばかりがターゲットにされるのかと。
指定席の車両は、
仙台で乗客が増えたとは言っても、
はっきり言って、まだ空いていました。
座ろうと思えば、他の座席でもよかったはずです。
加えて、
左右のもう一方の窓側の席には、オジサンが座っていましたが、
そちらには、誰一人、隣に座ろうとした者は現れませんでした。
次から次へと現れるトナラーに草臥れた私は、そのオジサンと目が合って、
「大変だな。お兄さん」
と言われました。。
その時、私は、確信しました。
私は、トナラーに狙われる人間なのだと。
トナラーに狙われない為には
対策としては、
狙われる人と反対の特徴になれば、
トナラー被害は激減するでしょう。
・人に危害を加えそうな人
・不潔な人、悪臭を放つ人
・異様な外見の人
・人当たりが悪そうな人
・オジサン
しかし、これらは、トナラー以外の人も、離れていく可能性があります。
気をつけてください。
トナラー対策の為とは言え、
誰も近寄らない人になってしまっては、身も蓋もありません。
おわりに
トナラーは都市的な存在です。
トナラーが都市的な存在であるということは、
一方で、脆弱性の孕んだ存在、弱い存在であるとも言えます。
強そうな存在を狙うことはありません。
それでも、
あらゆるモノやコトやヒトを、
平均化していく、
現代都市においては、
誰もが、トナラーのターゲットにされる、
下地は出来上がっています。
私は、
今この瞬間、隣には誰もいないのに、
次の瞬間、トナラーが現れるのではないかと、
怯えてしまう時もありました。
いつでもトナラーが現れる可能性はある。
最悪を想定していれば、
いざ、その瞬間が到来しても、
精神的なダメージは、軽減されると考えています。