辺りが、すっかり暗くなり、街は、家路につく人で、溢れる夜。
電車に乗り込むと、酒を飲んでいる人が、目に留まることがあります。
電車内で、酒を飲んでいる人は、非常に、危険です。警戒心を持っていた方が良いでしょう。
警鐘を鳴らす為に、書きます。
目次
1. 電車内で酒を飲む人の特徴
先ず、人物特徴を整理しておきましょう。
本記事で、取り上げる「電車内で酒を飲む人」は、
例えば、ボロボロの身なりで、いかにも、定職についていなさそうな人が、千鳥足で、ワンカップの日本酒を呷りながら、意味不明な言葉を発している、
という類の人物では、ありません。
こういった類の人が、危険人物であることは、いうまでもなく、誰でも分かります。
皆が、警戒心を持ちます。好んで、近づいていく人はいないでしょう。
それゆえに、安全なのです。
本記事で、取り上げる「電車内で酒を飲む人」は、
スーツ姿で、会社帰りのような普通のサラリーマン
のことを指します。
こちらは、問題を孕んでいます。
どの辺に問題があるかを説明しましょう。
2. 一般人との見分けが困難
先述の通り、スーツ姿で会社帰りのサラリーマンは、電車の中の大半を占めるでしょう。
それゆえに、乗客の中に溶け込みます。
当人も、群衆の中に、進んで溶け込もうと試みます。
結果、異常者と正常者の分別が困難に陥ります。
考えてください。
ロングシートに座っているあなたの隣に、いつの間にか、泥酔のオジサンが存在していたら・・
その次の瞬間、何が起こるかということを・・
3. 酔っ払いサラリーマンと罪悪感
もう一つ厄介な事があります。
それは、「ボロボロの身なりで、いかにも、定職についていなさそうな人が、千鳥足で、ワンカップの日本酒を呷りながら、意味不明な言葉を発している」ような酔っ払いならば、自他共に、電車における最大の利用者である一般的なサラリーマンという括りに属さないことは、理解できています。
けれども、「スーツ姿で、会社帰りのサラリーマン」の酔っ払いは、自分は、紛れもなく、”みんな”の仲間で同類であると思い込んでいます。
だから、普通に利用されている乗客の真横に、突然、チューハイを片手に、出現します。
一般的な共通認識として、「ボロボロの身なりで、いかにも、定職についていなさそうな人が、千鳥足で、ワンカップの日本酒を呷りながら、意味不明な言葉を発している」ような酔っ払いの影が、頭をかすめると、ネガティブな感情を抱きます。
乗客からは、軽蔑の対象となり得るでしょう。
それを理解してか、
「スーツ姿で、会社帰りのサラリーマン」の酔っ払いは、
手に持っている酒を隠します。
- 白いビニール袋で包んで、酒の缶のパッケージを周りに見えないようにしている
- 周りの乗客から死角になるように、酒の缶を隠す
つまり、自分が酒を飲んでいる酔っ払いであることを、周りに、悟らせないように振舞います。
酒を隠しながら、アルコールの摂取を試みております。
「ボロボロの身なりで、いかにも、定職についていなさそうな人が、千鳥足で、ワンカップの日本酒を呷りながら、意味不明な言葉を発している」ような酔っ払いも、
「スーツ姿で、会社帰りのサラリーマン」の酔っ払いであっても、
同じ、酔っ払いであり、危険性に違いはないのです。
賢明な御方ならば、もうお気づきでしょう。
4. 酔っ払いサラリーマンは、凶悪犯罪者の特徴と酷似している
現代において、凶悪犯罪が、センセーショナルに報道された時です。
凶悪犯罪者の特徴を聞くと、そこら辺に歩いているような、一般的な人で、とても、そんな凶悪犯罪をする人には、見えなかったと、判を押したように言います。
犯罪者も酔っ払いも、見えにくい世の中になっています。
5. 酔っ払いサラリーマン被害(実体験)
以前、会社勤めをしていた時、仕事帰りの電車に乗っていたら、スーツ姿のオジサンに、絡まれた事があります。
呂律が回らない意味不明な事をしゃべったかと思うと、怒鳴り散らされました。
右手で持った、白いビニール袋から、ストロングゼロの缶のパッケージがわずかに見えていました。
私自身が何か問題のある行動をしたからではなく、何もしていなくても、絡んでくるので、避けようが、ありません。
要するに、不条理に、他なりません。
酔っ払いサラリーマンさえ近くに存在しなければ、こんな悲劇は起こらなかったのです。
私事で恐縮ですが、何もしていない状態で、
電車で、酔っ払いサラリーマンに絡まれた経験は、数回あります。
また、電車内で、女の人が、酔っ払いサラリーマンに絡まれている場面、酔っ払いサラリーマンとサラリーマンの同士の喧嘩も、複数回、目にしたことがあります。
6. おわりに
今夜も、酔っ払いサラリーマンが、電車に乗車しているでしょう。
彼らは、巧妙に、酒の缶をビニールやハンカチで隠したり、周囲の死角に持っていったりして、逃げようとしてきます。
それでも、酒の缶は、物質であり、完全に隠すことは不可能です。
酒の缶を手にしたサラリーマンには、絶対に、近づいてはいけません。
いつでも、その場から、逃げられるよう、準備をしておきましょう。
麻薬が非合法であるのに対して、
どうして、こんな危険な行為が野放図になっているのかが、不思議でなりません。