筆者は、フリーランスのエンジニアとして、働いています。
これまで、数々の案件で、不払いを受けてきました。
そのうえで、不払いをする発注者やクライアントには、或る共通点があることが分かりました。
不払いをする発注者、クライアントの共通点、それは、
この不払いの一件だけでなく、他にも同様の不払いの事案を起こしている、
ということです。
私は、不払いに遭った時、
相手のクライアントについて調べていくと、
必ず、このクライアントから、私と同様に、不払いを受けている被害者に遭遇します。
具体的に言うと、
或る開発案件に参画していた時に、悪質クライアントと契約していた、開発チームのメンバー全員が不払いになったこともあります。
私一人だけが、不払い被害に遭った、ということは無く、
不払いを起こすクライアントが、他で何らかのトラブルを起こしていないことは、これまで、ありませんでした。
簡単に言うと、
不払いをするクライアントは、他でも不払いをしているし、
トラブルを起こすクライアントは、同様に、他でも、トラブルを起こしているのです。
悪い事をする人は、初めから決まっている、とすら思えてしまいますね。
それは、先天的なものか後天的なのか、はたまた、環境によって芽生えるものなのか、
といった、哲学的な問いには進みませんが、
問題のない人は、最初から問題ないのです。
また、
クライアントの不払いに関しては、
経験や経営スキルといったものは、関係がありません。
何年も会社経営をしているクライアントでも、不払い常習者はいますし、
反対に、
会社を立ち上げたばかりの、若手経営者でも、不払いを起こさず、恐らくこれからも、恣意的なトラブルとは、無縁でやっていくのだろうなという人はいます。
不払いをやる人は、不払いに慣れている。
フリーランスは、クライアントの経験やスキルではなく、人間を見なければならないのです。
ちなみに、
サラリーマンは、面接を通過しないと、サラリーマンになることができませんが、
社長は、バカでもなることができます。
バカと関わるのは、時間の無駄ですね。