筆者は、フリーランスのエンジニアで、リモートで仕事をしています。
朝起きてコーヒーを、先ず一杯。
そして仕事をしながら、コーヒーを飲むのが日常でした。
今回、コーヒーをはじめ、カフェイン断ちをすることにしました。
特に何かのきっかけがあったわけではなく、大仰な目標を建てたわけでもなく、なんとなく、ふと思い立ち、実践に移した次第です。
コーヒーやお茶、コーラなど、カフェインが含まれている飲料を一切取らない生活をして、一週間が経ったら、どのような身体の変化があったか記したいと思います。
目次
1. カフェイン中毒だった過去
朝起きての一杯に飽き足らず、仕事をしながらコーヒーを常飲する方は、少なくないでしょう。
筆者も例に漏れず、朝起きてから目覚の一杯。そして、常時、コーヒーをPC横に置いてある状態で、仕事をしていました。
その日が終わって振り返ると、一日5~6杯くらいのコーヒーを飲んでいました。
もちろん、味や香りなど、コーヒー自体、好きなのですが、好きだから沢山飲むというより、むしろ、コーヒーを飲む事が習慣化していたように思います。
朝起きたら、とりあえず、飲む。
仕事をする時は、必ず、飲む。
といった具合です。
朝、歯磨きをするのと同じような感覚で、コーヒーを飲んでいました。
どんなコーヒーを飲んでいたか
ちなみに、よく飲んでいたのは、コンビニコーヒーです。
セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなどの大手コンビニ3社の中では、特に、セブンイレブンのホットコーヒーが好きで、よく飲んでいました。
前述のコンビニ3社以外では、駅のコンビニであるニューデイズのレジ横のホットコーヒーも好きでした。
自宅で、コーヒーメーカーで、豆を挽いて、飲んだりもしていました。
豆は、ドトールや無印、amazon、近所のコーヒー豆専門店などで、調達してきます。
在宅で仕事をする者にとって、わざわざ、コンビニやコーヒーショップまで足を運ばなくて済むので、ついつい、自宅で淹れたコーヒーを飲む頻度は、増えていきます。
このコーヒー摂取生活は、大凡、5年くらい続いたと思います。
2. 突然、コーヒー摂取を中断した結果
長期にわたって毎日摂取していたカフェインを、突然、中断した場合、カフェインの離脱症状が現れると言われています。
カフェインの離脱症状
・頭痛
・疲労感
・眠気
・気分の不安定
・吐き気
私は、カフェイン断ちをしてみて、頭痛、疲労感、吐き気、あたりの症状が発現しました。
3. 【体験】離脱症状は具体的にどんな感じなのか
前述で述べた症状は、「カフェイン 離脱症状」で検索をすれば、すぐに見つかるような内容です。
では、カフェインの離脱症状は、具体的にどんな塩梅なのでしょうか。
身をもって体験した、その感覚を述べます。
カフェインを断って、一週間くらい経つと、明らかに、内臓の疲れが感じるようになってきました。
内臓疲労によって、全身が、重たくなります。頭は、ぼんやりしつつ、且つズキズキとした痛みもあり、思考力は低下します。
内臓が、身体全体を、ネガティブにしているような状態です。
内臓が、自分とは別の生き物のような感覚がしました。
内臓側からすれば、今まで、常時、コーヒー(カフェイン)が、流し込まれてきたわけです。
いわば、ドーピングをしているような状態だったのです。
それが、或る時を境に、ピタリとコーヒーが流れてこなくなりました。
カフェイン中毒だった内臓からすれば、カフェインを欲しています。
内臓が、
「おい、可及的速やかに、カフェインを流し込んでくれ!」
と訴えかけてくるのです。
カフェイン断ちをして数日経つと、時折、平時であるにも関わらず、動機が激しくなります。
コーヒーを何杯も飲んだりして、カフェインを多量に摂取すると、ドキドキと動悸が激しくなるのは分かります。
しかし、全くカフェインを摂取していないのも関わらず、カフェイン過剰摂取の時のように、動機が激しくなるのです。
いわゆる、カフェインの離脱症状という奴です。
就寝で、横になると、脈打つように、臓器が鼓動を打っています。
まるで、
「早く、カフェインを飲め」
と叫んでいるようでもあります。
睡眠の質は?
カフェイン断ちをすれば、ぐっすり眠れるのではないですか?
カフェインは、覚醒効果があり、睡眠の敵のようなイメージがあるので、カフェインを断てば、睡眠の質が上がると考えるのは、当然でしょう。
しかし、少なくとも、カフェイン断ちをして一週間程度では、カフェインを常飲していた頃に比べて、むしろ、眠れなくなります。
習慣的にカフェインを摂取していた時の方が、睡眠の質が良くて、カフェインを止めた方が、睡眠の質が悪い、とは、なんとも、不思議な感じがしますが、実際、このような結果になりました。
かといって、ここでコーヒーに手を伸ばせば、元の木阿弥。
せっかくなので、カフェイン断ちを続けます。
ふと、疑問が浮かびました。
カフェイン断ちをすると、前述の通り、普段、内臓疲労で全身に疲れが感じられる状態になりました。
「疲れ」があるならば、入眠は容易いのではないか?
という、素朴な疑問です。
当方、リモートワークをして5年くらい経ちます。
今でこそ、コロナ禍で、テレワークが爆発的に普及しましたが、
リモートワークで、システム開発をしていると、意識をしないと、簡単に、運動不足に陥ります。
丸一日、自宅のデスクに座っていた。
歩いた距離は、デスクから台所まで・・なんて日も、あります。
そういった、極端に動いていない日、換言すれば、カロリーを消費していない日は、「疲れがない」ので、眠気が湧かないのです。
良質な睡眠を取るには、陽の光を浴びて、或る程度、身体を動かす事が重要とよく言われてますが、その通りだと、経験を踏まえて、実感します。
ならば、カフェイン断ちによって「疲れ」が感じられる状態ならば、ぐっすり眠れるのではないか?と思うのは自然でしょう。
私も、カフェイン断ちをすれば、今までよりも、ぐっすり眠れるだろうと楽観的に考えていました。
結果は、眠れません。
原因は、激しい動悸、内臓の鈍い動き、によって、脳や全身が緊張し、全然、眠りに落ちないのです。
夜、ベッドに入って、眠る体勢に入ると、本当に、内臓が自分とは別の人格を持った生物のように感じられます。
入眠できたと思ったらすぐに目が覚め、時計を見上げると、まだ2時間しか経っていない、という具合です。眠りが浅く、次の日は、カフェインの離脱症状に、不眠による体調不要が加わり、最悪が極まります。
長期間のカフェイン断ちが成功すれば、ぐっすりと眠れる身体を取り戻すことができるのでしょうが、少なくとも、一週間程度、カフェインを断った程度では、むしろ、睡眠の質が悪くなってしまいました。
4. カフェインレスコーヒーを飲んでみた
カフェイン断ち生活を一週間送り、内臓がカフェインを渇望していることが分かります。
ふと、コーヒーを飲みたい衝動に駆られ、調べてみると、ノンカフェインやカフェインレスのコーヒーが、比較的手にしやすいところにあるようです。
・ドトールは、通常のコーヒーとは別に、カフェインレスのコーヒーがある
・ローソンも、通常のコーヒーとは別に、カフェインレスのコーヒーがある
・無印は、豆や粉で、カフェインレスコーヒーを扱っている
これは、非常にありがたいです。
早速、ドトールに向かい、カフェインレスコーヒーを注文。
飲んでみると・・凄く美味い!
コーヒーの旨さをあらためて実感しました。
ただ、カフェインレスコーヒーは、通常のコーヒーに比べると、後味さっぱりで、味が薄く感じました。
このカフェインレスコーヒーは、カフェイン断ち生活をしたうえで、久しぶりに飲んだコーヒーだから、美味く感じたと思います。
カフェイン入りの通常のコーヒーを常飲している方が、カフェインレスコーヒーを手に取っても、恐らく、物足りなく感じるでしょう。
でも、カフェインをあまり取らない者にとっては、カフェインレスコーヒーでも、十分美味しく感じられます。
これからは、ノンカフェインやカフェインレス系の製品を摂っていこうと思っています!
画像は、ローソンのカフェインレスコーヒー。
「カフェインレスコーヒー」というシールが貼ってありますね。
尚、カフェインレスは、カフェインが全く入っていないというわけではなく、その名の通り、微量ですが、カフェインが含まれています。
ノンカフェインは、カフェインが含まれていません。
5. まとめ
5年間、毎日、コーヒーを、5~6杯常飲していた。或る日、突然、コーヒー摂取を中断して、カフェイン断ち生活を一週間送ると、カフェインの離脱症状が現れた。特に内臓疲労が感じられた。全身が重く、思考力も低下している感じがあった。
当方、カフェイン断ちを決行したら、発言した離脱症状に苦しみました。
5年間、毎日常飲していたコーヒー(カフェイン)を、突然、ピタリと止めた事が、少なからず原因であるように思えます。
普段、習慣的にコーヒーを飲んでいる人が、カフェイン断ちを行う場合、カフェインレスやノンカフェインコーヒーにおきかえていき、徐々に、摂取するカフェインの量を減らしていくのが、良いでしょう。