フリーランスをするうえで、発注者との繋がりは欠かせません。
仲介会社やクラウドソーシング、知人や、知人の知人などを通じて、繋がりができます。
仲介会社や知人の紹介などは、
間に人が介在しているので、その人の面子もあって、
さほど、問題は起きにくいです。
お互い、常識を持って、やり取りができます。
第三者の目がそこには行き届いているからと考えられます。
人の目があれば、おかしなことは出来にくいからです。
一方で、クラウドソーシングでは、どうでしょうか。
クラウドソーシングでは、間に第三者は入りません。
クラウドソーシング企業は、Web上のサービスを通じて、
間に入っているように見えますが、実際は、仲介として機能しません。
あくまで、入っているように見えるというだけです。
エンジニアと発注者が直接、繋がることになります。
ここは、気をつけなければなりません。
第三者が入らないので、
第三者の目が入らないので、
おかしな発注者が、おかしな振る舞いをすることは、当然の帰結です。
おかしなことをしている、ということを見ている人がいないので。
犯罪や人権蹂躙などのトラブルが平然と発生する危険性が孕んでいます。
フリーランスにとって、事前に回避すべき事態です。
明らかに、おかしな動き、不自然な動き方をする、発注者が散見されます。
このような発注者の不自然な動き方に対して、
私は、フリーランスになってから、明確に違和感を抱きました。
なぜなら、このような発注者の不自然な動き方は、会社員時代では、まず、存在しない人間の動き方だったからです。
発注者の不自然な動き
一つ、よくあるケースを取り上げます。
繋がって、メールやチャットツールで、やり取りをしていると、
ぷつっと連絡が取れなくなる、発注者がいます。
ある日、突然、返信が返ってこなくなってしまうのです。
仕方がないので、どうされましたか、
とメールを送っても返信がありません。
正直、これは、非常に不気味です。
スキルシートやメールアドレスや電話番号などの個人情報一式を提出して、
それから、音信不通なので、何か悪用されないかすら疑ってしまいます。
なぜ、このようなことが起こるのか、
実際は、発注者に聞いてみなければ、真実は分かりませんが、
恐らく、以下のようなパターンだと考えます。
・発注者の持っていた案件が何らかの事情で消滅した → 発注の必要がなくなった
・相見積もりで他の人の方が良い条件だったから切った
・現在案件を持っていないが、優秀なフリーランスと繋がりを作っておきたい
私は、このような動きをする発注者とは、関わらないようにしています。
時間の無駄だからです。
コミュニケーションの不具合(体験談)
なかには、大分月日が経ってから、連絡をしてくる方もいます。
私が実際にあったのは、
・相見積もりで、私ではなく、他の人に発注した。(そこで、連絡が途絶えた)。忘れたころになって、受注者が途中で仕事を投げ出した為、代わりにやってくれないかと、私に連絡がきた。
・募集時点では、案件を持っていなかった。(ゆえに、連絡が途絶えた)。しばらくしてから、案件が発生したから私に連絡をしてきた。
などがありました。
三年前に繋がった発注者が、三年後に連絡して来た、ということもありました。
私は、完全に忘れていました。
一方で、発注者は、鮮明に私のことを覚えていたので、不気味にすら感じました。
(且つ、あなたに発注してあげようかと終始、上から目線だったので、
相手に対して、敬意がなく非礼であることをご指摘させて頂きました。
発注者の方にも、ご理解頂けました。)
私は、仮に、この時、良い案件を、ご紹介頂いても、お断りをします。
理由は、明確で、この発注者の信用が足りないからです。
案件を行なっている途中で、連絡が付かなくなってしまうというリスクも十分あります。
例えば、通常単価より二倍の価格で、発注してくれても、
この発注者が途中で何処かへ行ってしまったら、
もう、金額は関係がありませんよね。
フリーランスは、人の断捨離も進んで行なっていくべきだと思います。