フリーランス

未払い企業は悪事を繰り返す【フリーランス】

client unpaid freelance

クライアントが、フリーランスに報酬未払いをしたとします。

第三者が入って、話を進めると、

「あなたの意見だけを、一方的に聞いても、判断はできない」

「あなたと相手側、双方の意見を聞かないと判断ができない」

という定型的な主張がなされます。

クライアントの方に、問題がある場合でも、この主張は通るのでしょうか?

むしろ、この主張によって、被害者の負担が増える可能性があるように考えます。

 

 

1. 未払い企業に遭遇する

フリーランスを長くやっていると、必ず、未払いをする企業に遭遇します。

未払い企業に遭遇しないフリーランスはいない、と言っても言い過ぎではありません。

 

フリーランスが、未払い被害に遭った時、取るべき対策はいくつかあります。

・公的機関に相談する

・弁護士に相談する

 

中小企業庁や公正取引委員会、また、自治体が運営している相談所なども存在しています。

最初から弁護士に相談するのは、金銭的なハードルが高い、だから、未払い被害に遭ったフリーランスは、まず、トラブル内容を持って、公的機関に相談するという手段を取る傾向があります。

 

未払いを食らって、非常に困窮している現状を、専門家なら適切な解決策を提案してくれる、そう思って、期待を胸に、公的機関に向かうのです。

 

2. それは、あなたの意見でしょ・・では通らない理由

結論を言えば、未払い被害などのトラブルを、公的機関に相談しても、解決はしません。

「解決しない」とは、どういうことなのか。

 

具体的に言うと、

・たらい回しにあう

・双方の意見を聞かないと判断ができない

 

という結論に行き着きます。

 

「たらい回し」とは、役所の得意技であり、想像に難くないでしょう。

フリーランスが、クラウドソーシングでトラブルに遭い、各地の労働基準監督署に相談に行っても、受け付けてくれないのは、理屈が通るのですが、

適切な公的機関に、相談に行ったとしても、職員が対応渋るように、別の機関に行くように促される場合も少なくありません。

また、そのような場面で遭遇した職員は、決まって、

「あなたの意見だけを、一方的に聞いても、判断はできない」

「あなたと相手側、双方の意見を聞かないと判断ができない」

と、さも客観的な立ち位置で正当性を主張するかのような発言をされます。

 

すると、いつしか、もしかしたら、被害に遭った自分にも、多少なりとも非があったのでは・・と考えてしまいます。

しかし、これは誤っています。

 

3. 複数の被害者の存在(体験談含む)

私は、フリーランスになってから、多くの未払い等の被害を受けてきました。

そして、未払いをしてきた企業には、共通点がありました。

 

未払い企業の共通点は、

私以外、同様の被害を受けている方が複数存在している

ということです。

 

チームの案件であれば、私以外のメンバーも同様の被害に遭っています。

また、クラウドソーシング経由で繋がった企業であれば、私と同様の被害に遭ったという方や当該企業名を糾弾する書き込みが散見されます。

 

被害に遭った出来事は、私の主観や被害妄想で、作り上げた空想では決してなく、客観的事実として、私以外の人の被害者の存在によって、証明されるのです。

集団で、訴えかければ、被害という実態が可視化されるのですが、集団化が容易ではないフリーランスゆえに、被害の実態が認識されにくいのです。

 

4. まとめ

 

要件整理

・未払いをするクライアントは、他でも同様の未払い事案を犯している可能性が高い

・「あなたの意見だけを、一方的に聞いても、判断はできない」「あなたと相手側、双方の意見を聞かないと判断ができない」という主張は、単なる責任逃れ。加害者の罪が軽減されて、被害者の負担が重くなるという最悪の事態を招く。

 

「それは、あなたの意見でしょ。相手の意見も聞かないと分からないよ」

 

中立という姿勢を示す、さも、もっともな、態度のように思える振る舞いかもしれませんが、

実態は、私は、面倒なことには関わりたくないという態度に他ならないのです。

だから、無責任な人という事になるのです。

 

フリーランスと未払い企業・・

未払いをする企業は、常習的に、それ(未払い)を行なっている可能性が、非常に高いのです。

ABOUT ME
普通のフリーランスエンジニア マノリさん
1981年生。早稲田大学卒。秋葉原(外神田)在住。フルリモートで作業中。昼は人で溢れかえり、夜は誰もいなくなる電気街で、仕事を頑張る。趣味は、小説と散歩