ライフハック

20年間、テレビを見ない、私が思うこと

donot watch television

フリーランスのエンジニアをやってます。

 

私は、20年くらい、テレビを見ていません。

大学生の頃からテレビ無しの生活を始め、気づくと今に至ります。

 

自宅に、テレビは、ありませんし、当然、NHKの受信料も払っていません。

 

今では、テレビの無い生活が当たり前になっているので、

テレビが無くて、困ることは、一切ないです。

 

本記事では、長年、テレビを見ない生活を続けてみて、気づいたことについて、書こうと思います。

 

テレビを見なくなった理由

私が、テレビを見なくなった理由は、次の点につきます。

テレビからは、ネガティブで暴力的な映像が、長時間、流されている。その情報や演出は、怒りや不安を煽り立てるものが多く、視聴者を、暗い気分や不愉快にさせてくる。

 

たとえば、

  • 人が被災する映像
  • 人が殺されるような映像
  • 視聴者を挑発するような情報
  • どうでもいいニュース
  • 面白くないバラエティ

などが、テレビからひっきりなしに流される映像の認識です。

(私は、だいぶ前からテレビ視聴をしていないので、現在のテレビがこういったコンテンツを放送しているかどうかは、正確には、不明です。もしかしたら、上で挙げたようなものは、現在では、改善されているかもしれません。)

 

テレビをいつも見ている人は、長時間、この不愉快な状況に置かれることになります。

換言すると、テレビをいつも見ている人は、不幸になる傾向が強いと考えています。

 

加えて、テレビからの情報は、有益なものが少なく、そもそも、テレビが、面白くないのです。

つまらないものに時間を割いていても、時間の無駄ですよね。

面白くないのに加えて、人をイライラさせてくるのですから、距離を取りたくなるのは、当然の結果かと思います。

 

テレビを見ないメリット

テレビを見ないメリットは、上記で挙げた、テレビを見ることで生じる不愉快から解放されたことです。

具体的にいうと、次のようなメリットがあります。

ストレスフリーになる

テレビの情報や演出は、怒りや不安、不愉快など、負の感情を駆り立ててくるので、視聴者は、テレビを見るほどに、ストレスが溜まっていきます。

テレビを見なければ、負の感情が消え、ストレスフリーになります。

 

幸せになれる

テレビを見ていると、不幸になっていきます。

少なくとも、テレビを見ていて幸福になるのは、困難です。

年がら年中、ネガティブな情報を浴び続けるからです。

 

たとえば、人間関係に置き換えて、考えてみます。

次の2人でしたら、どちらの人と、友達になりたいですか。

  • 愚痴や悪口、不平不満ばかりの人
  • ポジティブで、優しい人

これは、言うまでもなく、友達になりたいのは、後者のポジティブな人ですよね。

「愚痴や悪口、不平不満ばかりの人」とは、あまり近づきたくないはずです。不安や不快など、ネガティブな感情で頭がいっぱいになるからです。これでは、良い結末は、迎えられません。

人間でも、メディアでも、不安や不快を押し付けてくるものには、近づかないことが要諦なのです。

負の感情に毒されていては、幸せになれないのは、自明のことです。

 

有意義な時間を過ごせる

私が、テレビを見ていた過去を振り返ると、なんで、今まで、無駄な時間を過ごしてきたのだろう、と実感します。

私は、もう長年、テレビを見ていませんが、もっと早くテレビを手離しておけばよかった、とすら思えます。

 

そもそもが、「テレビを見ろ!」と、誰かに、強制されているわけでもありません。

自分自身で自由な選択ができる状況で、自らの意思でストレスを浴びにいく行為(=テレビ視聴)を取るのは、滑稽極まりないです。

本当に、テレビを見ることは、時間の浪費です。

貴重なプライベートな時間なのですから、もっと有意義な事に時間を使った方がいいと考えます。

 

テレビを見ないデメリット

私は、テレビを見ないデメリットは、無いと考えています。

昨今、ニュースや天気情報は、言うまでもなく、Webやアプリから取れますし。

 

そのうえで、必死に、テレビを見ないデメリットを考えてみると…

 

(これは、デメリットなのか判断が難しいですが、)

テレビに出ている、タレントの顔と名前が、一切、分からなくなります。

 

これは、テレビを習慣的に見ている方にとっては、実感しづらいと思いますが、想像以上に、タレントや芸能人の名前を知らなくなります。

では、「タレントを一人も知らないのか?」と聞かれれば、そんなことはなく、タモリくらいは、知っています。

こういった老若男女が知っていそうな極少数のタレントは、芸能人って感じを受けますが、それ以外のタレントとなると、もう、その辺を歩いているサラリーマンと違いがないように感じてしまいます。

(満員電車に乗っているサラリーマンたちが「俺、芸能人なんだスゲーだろ」と言っているような感覚です)

 

ただ、芸能人やタレントの名前を知らなくても、大して困ることはないので、私自身、このデメリットを実感したことはありません。

強いて言えば、以前、街頭アンケートの広告に関する調査で、困ったことがありました。

このアンケートで、お笑い芸人について聞かれたのですが、私が、そのタレントを全く知らなかったので、アンケートが成立せず、調査員の方に文句を言われました。

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でも、困った?のは、その時くらいなので、日常において、タレントの名前を知らなくても、不都合なことはないと思います。

 

本当は、テレビ見ているんでしょ?

「テレビを見ていない」と言うと、「実は、見ているんでしょ?」と、言われることがあります。

これに対する回答ですが、正確に言うと、ほとんど、見ていないです。

年末年始の番組も見ないし、ネットでテレビ番組を見た事も無いです。

 

でも、ほとんど、見ていないという言い回しをしたのには、日常生活で、完全に、テレビを視界から遮断できているわけではないからです。

 

サウナや飲食店、何気なく入ったお店に、そこにテレビが置いてあることがあります。

そのテレビが、意図せずに、視界に入るのです。

そもそも、私は、サウナは落ち着いて入りたい派なので、テレビなしのサウナの方が好きなのですが、なぜか、多くのサウナでテレビが備え付けられているのが現状なのです(哀)

 

街中は、想像以上に、テレビが溢れています。

私のようにテレビを持っていない人でも、テレビを完全に遮断することは難しいように思えます。

普段、テレビを見ていないけれど、ふとした時、公共の場に備え付けられているテレビが目に入ってしまうのです。

 

もっとも、それは、テレビを見た内には、入らないような気はしますが。。

サウナのテレビは消音ですし。

日本中、どこへ行ってもテレビが置かれている現状は、異常な光景に感じられますよね。

 

その一方で、「本当は、テレビ見ているんでしょ?」と質問をしてくる方々は、テレビが生活の一部に組み込まれていて、テレビを見ない生活が想像できないのだ、と推測します。

私も、20年前、テレビを手放した時は、これまでの習慣が変わるわけですから、ソワソワしたのを覚えています。

人にはホメオスタシス(恒常性)が備わっているので、当然ですね。

 

でも、しばらくすると、テレビを見ない生活の方が習慣になります。

すると、毎日毎日、テレビを見ている生活の方こそ、考えられなくなりました。

 

テレビを見ない人に対する、社会の反応の変化

私が、テレビを見なくなったのは、2000年代前半あたりです。

ゼロ年代は、「テレビを見ていない」と言おうものなら、周りから変人を見る様な目で見られた、のを覚えています。

しかし、昨今では、「テレビを見ない」と言っても、好奇の目に晒されることが少なくなった、と感じます。

テレビを見ない人が、珍しくなくなったのでしょう。

 

私が、「テレビは見ない」と言うと、決まって次のような反応をする方がいます。

テレビを見ない人を、ネットが大好きで、テレビが大嫌いな人、と決めつけてくるのです。

ネットとテレビを「敵対関係」として捉える思考ですね。

この偏見は、年配の方に多い印象があります。

 

確かに、私は、日常的に、YouTubeTiktokで、ネット動画やSNSを利用していますが、特段、「テレビよりもネットの方が優れている!」など、テレビとネットを優劣関係で、考えたことはありません。

テレビに対する私の感覚は、テレビは「無」に、近いです。

ネット対テレビという対立関係ではなく、テレビは、存在していないもので、関心の対象になっていません。

 

ネット対テレビの思考の人は、恐らく、テレビに強く依存しているのだろうと思います。

 

開発案件で一緒になる若手エンジニアから、現代の多くの若い人は、テレビを見ないライフスタイルを確立している、と聞きます。

今の時代では、テレビを見ている人の方が珍しくなってきているのではないでしょうか。

 

昔は、「テレビを見ていない」と言うと、ちょっと変わった人のように見られました。

もしかしたら、あと数年経てば、「テレビを見ている」なんて言おうものなら、変わった人のように見られる日がくるかもしれませんね。

ABOUT ME
普通のフリーランスエンジニア マノリさん
1981年生。早稲田大学卒。秋葉原(外神田)在住。フルリモートで作業中。昼は人で溢れかえり、夜は誰もいなくなる電気街で、仕事を頑張る。趣味は、小説と散歩