オフィス街

マスクをしろ!コロナ禍に頭おかしい自粛警察にからまれて恐怖した話

mask crazy trouble

筆者は、フリーランスのエンジニアです。

自宅で仕事をしているので、もちろん、仕事中は、マスクをしていません。

 

数ヶ月前、自粛警察にからまれた事があります。

それは、緊急事態宣言が解除された後で、満員電車が復活し始めた頃でした。

 

私は、駅からほど近い所に住んでいます。

周りにはオフィスが数多く点在し、駅方向からは、ぞろぞろと、会社に向かうサラリーマンの姿が目にとまります。

もちろん、皆、マスク姿です。

 

或る朝、ゴミ出しの為、マンションから一階に降り、ゴミ置き場に、どさりと可燃ゴミをおきました。

その時は、朝の6時台だったので、まだ、街に人影は少なく、ちらほら、スーツ姿の通勤者が見える程度でした。

ゴミ出しを終えて、自分の家に戻ろうと踵を返した時、なんか鋭い視線を感じ、目をやると、マスクをしたサラリーマンが、私を見つめていました。

五十代くらいのおじさんでした。

 

(恐らく、良くも悪くも、話しかけやすい奴だと思われたのかもしれません。)

私は、このおじさんが自分のマスクに指をさして何か言いたそうにしていたかと思うと、

「おい、マスクしなよ」

と言われました。

 

すみません・・と謝るのも変な感じがしました。

たかだか、ゴミ出しをしてすぐに自宅に引っ込むだけですからね。

それで、返答に困っていると、

マスクおじさんから、

「あなたみたいにマスクしない人がいると、電車に乗っている人達がみんな迷惑するんですよ」

という感じの事を言われました。

 

ん・・

なんで、電車の話になっているの?

 

私は、咄嗟に、

「いえ、私、電車乗らないんで、大丈夫です」

と首を傾げました。

すると、

このマスクおじさんは、不思議なものを見るような目をしました。

まるで、お前は、電車に乗らずに、どうやってここまでやって来たんだ、という感じの表情でした。

 

私は、

「私の家、すぐそこなんですよ」

と付け足しました。

その瞬間、このマスクおじさんの眉間にシワが寄ったかと思ったら、突然、ブチギレられました。

「んらあああああー!」

人影少ない朝方のオフィス街に、マスクおじさんのでかい声が響き渡ります。

私は、すぐに、自宅に逃げました。

さすがに追っては来ませんでしたが、危なすぎます。

これだから、私は、電車に乗りたくないのです。

隣人を選ぶことはできませんからね。

そのリスクを極力減らす事は、人生において要諦と思われます。

 

厄介な自粛警察にからまれた話でした。

ABOUT ME
普通のフリーランスエンジニア マノリさん
1981年生。早稲田大学卒。秋葉原(外神田)在住。フルリモートで作業中。昼は人で溢れかえり、夜は誰もいなくなる電気街で、仕事を頑張る。趣味は、小説と散歩