リモートワーク

Slackで長文を送る事についての所感

slack long sentence

筆者は、リモートワークで、毎日、Slackを利用しています。

メンバーの中には、直接顔を合わせず、Slackでしかコミュニケーションを取らない相手も、たくさんいます。

Slackでのコミュニケーションは、互いに、相手の事を思い遣ることが要諦です。

 

そこで、議論の俎上に載せられる問題は、Slackで長文を送るべきか否か、という疑問です。

 

結論を申し上げると、

Slackで長文を送る事は、決して悪いことでは、ありません。

むしろ、Slack長文は、良いコミュニケーションの取り方なのです。

 

今回は、Slackで長文を送る事について、書いていきたいと思います。

 

 

1. Slackで長文を送る事の最大の利点

それは、正確な情報伝達を行えるという事が、一番のメリットに他なりません。

 

Slackとメール

 

Slackは、即時性のあるチャットツールです。

長い文章を書くのに時間をかけるよりも、短文でも即座に返信する事に、重きが置かれるイメージがあります。

ゆえに、Slackなどのチャットツールは、長文よりも、短文の方が、相性は良いと考えられている節があります。

そもそも、長文を書くならば、メールを使うべきである、という意見もあります。

 

そこで、

・Slack = 短文

・メール = 長文

という住み分けが成されます。

 

短文の弊害

 

確かに、長文よりも、短文の方が、一刻も早く返信をすることができます。

しかし、短文では、その短い文字列の中に、詰め込める情報量が限定されます。

つまり、短文では、読み手に、誤解を与えるリスクは増えるのです。

短文を、テンポよくPOSTし続けていると、不意に、相手に誤解を与えることがあります。

 

「返信が早い = 仕事が出来る」とは限らない

 

Slackは、その人の性格が、如実に現れます。

即レスをする人、また、返信の遅い人・・、実に、様々です。

 

ビジネスの世界では、「返信が早い人 = 仕事が出来る人」という言説が流布されています。

しかし、「返信が早い人 = 仕事が出来る人」とは、限りません。

 

特に、Slackにおいて、短文で返信の早い人には、注意が必要です。

そのような、短文の即レスのメッセージは、往々にして、相手に誤解を与え、互いに、認識齟齬を生み出します。

文章には主語や述語、目的語等が欠落している場合が多いのです。

すると、受け手は、メッセージを読解するのに、負担が掛かります。

受け手が、メッセージに関する疑問や推測を、相手に尋ねる必要があるわけですから、メッセージのやり取りは、円滑に進みません。

そして、相手がまた即レスをしてくる・・と、愈々、互いの認識齟齬は、深まっていきます。

 

このような「短文即レス」をする人は、自分が「優秀な人材」「仕事の出来る人」「能力の高い職業人」と思い込んでいるような傾向があります。

しかし、Slackにおいては、精度の高いコミュニケーションを取る事のできないわけですから、このような人は、能力の低い人に他ならないのです。

 

多少、時間が掛かったとしても、長文で、正確な文章を相手に送る事こそ、大事なのです。

それこそが、最終的に、時短に繋がり、円滑な人間関係をもたらすのです。

 

2. まとめ

 

要点整理

・Slackでの「短文即レス」は、互いに、認識齟齬を起こす恐れが高い。

・Slackで長文を送る事は、正確な情報伝達が出来るという点で、「短文即レス」よりも、メリットがある。

・コミュニケーションの不具合を引き起こす「短文即レス」よりも、「長文」の方が、結果的に、時短になる。且つ、人間関係が円滑に進む。

・「返信が早い人 = 仕事が出来る人」とは、限らない

 

Slackは、急かされるように、一刻も早く、返信をするよりも、少し時間が掛かってでも、正確な情報を相手に送った方が、結果的に、作業効率が上がり、チーム内の人間関係の良好になるのです。

ABOUT ME
普通のフリーランスエンジニア マノリさん
1981年生。早稲田大学卒。秋葉原(外神田)在住。フルリモートで作業中。昼は人で溢れかえり、夜は誰もいなくなる電気街で、仕事を頑張る。趣味は、小説と散歩