契約

SES案件を受注したのに、なぜか待機で、エンジニアは給料報酬なし

waiting engineer no reward

案件が突然、終了してしまった。

急いで、次の案件を探さないと。

 

クラウドソーシングや仲介会社を使って、案件を探します。

いくつかの案件に、引っかかって、

発注者と顔合わせをして、問題がなければ、

「君に発注をすることにします」

と受注の約束を得ます。

ここで、安堵。

 

とはいきません。

 

作業を開始する前に

 

まずは、NDAの締結を行ないます。

NDAの締結後、詳細な案件情報が開示されます。

それを元に、見積もりをします。

 

「顔合わせ」と「NDA締結」と「見積もり作業」

まだお金が発生していないのに、何気に時間が取られます。

 

見積もりを提示します。

予算や納期は妥当か、または、相見積もりの場合は他社との比較で、クライアントが選考します。

 

この選考も、時間がかかります。

 

そして、問題がなければ、

ようやく、基本契約書や個別契約書の締結を行ないます。

 

契約書を事細かく読んで問題がないか確認する。問題があれば、お互いの擦り合わせが発生します。

これにも、時間が取られます。

 

そして、ようやく、作業着手です。

案件の応募から、作業着手まで、時間がかかります。

大凡、一ヶ月くらいのゆとりを持って動いた方がいいですね。

 

ちなみに、この過程の中で、連絡が途絶えてしまうクライアントの方も、少なくありません。

選考見送りというつもりなのかもしれませんが、社会人の常識として、連絡くらいはしてほしいものです。

 

参画は確定したが、いつまでも始まらない案件

 

大きな企業の場合、応募から作業着手までに、もっと長い時間がかかる場合もあります。

社内稟議を一つひとつ通していくのに時間がかかっていると、先方から言われますが、それでも、不安になるくらいに時間がかかる場合があります。

 

初回の顔合わせをして、参画確定。

見積もりや契約書のやり取りをしてから、

3ヶ月経っても、

「今社内調整中です。少々お待ちください」

というクライアントもありました。

 

しかも、途中で連絡が途絶えるクライアントではなく、連絡をすると、しっかりと、社内調整をしてくれているというのも厄介です。

 

こういった案件の場合、

私は、辞退するようにしています。

 

初回顔合わせの時の案件の状況が、3ヶ月後も同じということは考えにくいです。

それに、3ヶ月間、この案件の為の稼働時間を空けておくなんて、絶対にやってはいけません。

 

最初は、誠実を持って対応すべきですが、このような待ち状態が続くようならば、案件の優先度を下げていくべきです。

 

いつ開始になるかも分かりませんし、

もしかしたら、いつまでも開始されないかもしれません。

 

開始するタイミングで、たまたま、稼働に空きがあったら対応してもいいかな、くらいでいいと思います。

 

フリーランスになったばかりの頃は、

折角、受注できた案件なので、開始時期が不確かでも、どうしても、断るのが惜しい思いがありました。

今では、スパッと辞退するようになりました。

 

こういったクライアントって多いんですよね。

ABOUT ME
普通のフリーランスエンジニア マノリさん
1981年生。早稲田大学卒。秋葉原(外神田)在住。フルリモートで作業中。昼は人で溢れかえり、夜は誰もいなくなる電気街で、仕事を頑張る。趣味は、小説と散歩