以前、都心の或る街に住んでいた時、近くに、スーパーマーケットがあり、食材や日用品などの買い物は、そこで済ませていました。
その都心のスーパーマーケットは、土日は、ガラガラです。
一方で、平日は、そこそこ混み合っていました。
なぜ、都心のスーパーマーケットが混雑するのか?
自宅近くということもあり、このオフィス街のスーパーマーケットの利用者の導線について、注視した時がありました。
このスーパーは、オフィス街であるので、土日の利用者は、地元民ばかりです。
平日の利用者は、通勤者も加わります。
平日昼時は、弁当や飲み物を手にしたサラリーマンの姿も散見されます。
そして、最も気になったのは、夕刻あたりで、通勤客と思しき方が、このスーパーで買い物をして、レジ袋を片手に、すぐ近くにある地下鉄の階段を降りていく、場面です。
この都心のスーパーで購入した、野菜や肉、魚などの食材を入れた白色のレジ袋を持ったまま、電車に乗るという事です。
なかには、レジ袋から長ネギが頭を出している場面も見られました。
スーパーのレジ袋を持ったまま、電車に乗る・・理解に苦しみます
私以外にも、そう思われる方は少なくないでしょう。
この地下鉄は、千葉や神奈川、埼玉などに通じています。
電車の中で、長ネギやニンジン、ジャガイモなどが入ったレジ袋を手にして、揺られているのです。
自身の自宅最寄駅近くにあるスーパーで、買い物をすればよいのではないでしょうか。
そもそもが、地元のスーパーでなく、この都心スーパーでしか売っていないものは、それほど、ないはずです。
地元のスーパーで買うネギよりも、都心のスーパーで買ったネギの方が質がいい?と考えているのでしょうか。
それか、「都心のスーパーで買う」というブランド意識が通底にあるのかもしれません。
レジ袋を片手に電車に乗る方々に、なぜ、地元のスーパーで購入をしないのかを、聞いてみたいです。
私は、スーパーとは、地元民に開かれるべき存在である、と考えております。
都心のスーパーで買い物をして、
ネギが頭を出したレジ袋を手にして、
電車に乗り込んでいく。
そんな人たちを見る度、地元のスーパーで買い物をすれば・・と思わずにはいられないのです。