フリーランスのエンジニアやってます。
SESの客先常駐って、ガチャ的なアタリ・ハズレ要素がありますよね。
ハズレの現場を引くと、自分に非がなくとも、理不尽な扱いを受けたりするものです。
だいぶ前の話ですが、SESをやっていた頃、クセのある上司がいて、苦労しました。
電車の端の席が取れず、部下に暴言を吐く上司
そのプロジェクトには、「所属企業」からは、私と上司のセットで、参画しました。
厳密に言うと、私の方は、一社、商流が深くて「所属企業」は、上位に当たるので、私と上司は別会社になります。
上司は、50代後半の技術一筋のエンジニアでした。
当時20代の私からすれば、その上司は、かなりスキルの高いエンジニアの印象です。
この上司、日によって、機嫌が良かったり悪かったりの波がスゴイのです。
人当たりいい日もあれば、露骨に機嫌が悪い日もある。
別人格かと思えるほどでした。
上司の機嫌の波が激しくて、仕事をするうえで、非常に苦労したのを覚えています。
上司の機嫌次第で、定時退社になるか、終電帰りになるか、くらい影響されるのですから。
機嫌の悪い日は、私に非がなくとも、上司から暴言を浴びせられるので、この上司との関係に困り果てていました。
或る日、私の自社営業と、「所属会社」の代表と、私で、面談をしました。
かしこまった面談ではなく、私が新しいプロジェクトに参画して、何か問題はないか?の確認みたいなものでした。
特段、話題もなかったので、その時、正直に、一緒に参画している上司について話しました。
「日によって、機嫌の波が激しい」
「ちょっとクセがあってシンドイ時がある」
すると、「所属会社」の代表は、ああ、やっぱりか。。と漏らしました。
性格に難のある、この上司は、埼玉から通勤しているらしく、朝、通勤電車で座ることができた日は、一日、機嫌がいい、らしいのです。
しかし、通勤電車で、席が取れずに、立ちっぱなしだった場合、一日、露骨に、機嫌が悪くなる、とのことでした。
契約終了。SES(客先常駐)はガチャ要素が強い
この不安定な上司ですが、結末としては、プロパーと揉めて、或る日、いなくなりました。
その時、プロパーに対して、怒鳴り声を浴びせているシーンを、目の当たりにしたので、その後、どうなるのか、注視していたら、このような結末になりました。
プロジェクトメンバー全員、しめしあわせたように、この上司について口を黙ましたが、消えた理由は、明白でした。
恐らく、通勤電車で座れなかった日に、プロパーから癇に障る事を言われたんでしょうね。
その後、この上司と会う機会はなかったのですが、「所属会社」とは、しばらく付き合いが続いた為、営業経由で、この上司の話題が持ち上がる時がありました。
この上司は、SESで、客先を転々としているようでした。
突然、プロパーにキレて、契約解除。
それて、他の現場へ。
それの繰り返し、とのことです。
もっとも、それでも、所属会社から解雇されないのは、さすが、SESだな、とも思います。
SESの客先常駐は、運ですよね。
エンジニアで働いていると、うまくいかない時もありますが、それが必ずしも自分一人のせいとは限らないのです。