つくづく、案件をきれいに抜ける事は、難しいと感じています。
以前、或る現場で、クライアントから、契約終了を求められた時がありました。
私は契約終了を受け入れ、案件は、月末で終了の運びとなりました。
しかし、契約終了間際であった月の下旬で、突然、クライアントが、「やっぱり契約終了を取り消して、引き続き、案件を引き受けてほしい」と言い出しました。
そんな、厄介なクライアントとの話を書きます。
1. 離職が絶えない案件
この案件は、フルリモート案件で、基本的にSlackやzoomで、コミュニケーションを取りながら業務を進めていました。
私が所属したチームは、リーダー1人、メンバー2~3人の体制でした。私は、メンバーの方に、含まれています。
この案件、リーダーが非常にクセの強い御方で、チームに配属されてくる人たちが、短期で、次々と離職していくような事態に陥っていました。
そして、この案件、人の離職が激し過ぎて、一向に、進捗が前に進まない感じがありました。
「リーダー1人、メンバー2~3人の体制」と言っても、これは、あくまで理想であり、現実は、リーダーと私1人の二人で、業務を行なっていました。
2. ガンガンと人材をぶち込んでいく
人が、全く定着しない現場でした。
なので、このクライアント企業、対応策として、片っ端から、人材を募集して案件に投入していきました。
最初のうちは、きちっとした指針をもとにして、人材の選考を行なっていたのですが、それすら効果が現れず、辞めてしまうので、最終的に、なりふり構わず、人を集める策に、打って出ました。
大量に人を集めれば、否が応でも、その中には、ごくわずかでも、キラリと光る人材は、含まれているものです。
自分が参画しているプロジェクトにも、二人の方が入りました。
その二人の方、少し仕事をしてみて、残りそうな雰囲気が感じられたのです。
3. 契約終了の通達
参画していた案件は、私にとって、それほど、得意としている分野ではありませんでした。
あくまで、普通に、仕事を進めることが出来る程度、という感じでしょうか。
一方で、新しく入ったこれら二人の新人。
明らかに、この案件で必要な技術に完全にマッチした専門性の高い人達でした。
チームメンバーの、この案件に必要な技術力を比較すると、相対的に、私が一番低くなります。
クライアントの担当者から、暗に契約解除の連絡が入ったのに、それほど、時間はかかりませんでした。
まあ、簡単に言えば、もっと優秀な人材が確保できたから、それらより劣るお前は、不要というところでしょう。
非常に、素っ気なく、言われたのが、印象的でした。
次々と人が早期離職していくくらいの案件です。
正直、私自身も、非常に、働きづらいと感じていました。
クライアントからすれば、はっきりとは言いませんが、優秀な人が入ったので、私の契約を終了するのだろうし、私からすれば、こんな働きづらい案件は、一刻も早く抜けたいという思いがありました。
つまり、WINWINの関係です。
私は、むしろ、喜びを隠しながら、契約解除を受け入れました。
そして、一月後の月末で、晴れて、契約終了になります。
4. 契約終了のはずが・・
さて、あと一週間で、晴れて契約終了になる・・という時に、なぜかクライアントが、「辞めてもらっては困る」というニュアンスのことを突然、言い出しました。
こちらからすれば、契約終了のつもりでいたので、困りました。
なぜ、クライアントがこんなことを言い出しかと言うと、実は、新しく入った、優秀な二人が辞めてしまいました。
それで、人がいないので、引き続き、やってくれないか、というのです。
同じ担当者でしたが、契約終了を通達する時は、人を侮蔑するような物言いだったのに、続けて欲しいという話になったら、ニコニコとしていて、まるで、人格が変わったようでした。
私は、次の仕事が決まっていたので、固い意志を貫き、辞めるに至りました。ただ、辞める直前、そして、辞める後も、ガンガン、Slack連絡を受けました。
クライアントが「契約終了」を言い出してからは、比較的、私のタスクは緩いものばかりになったのですが、「契約終了を取り消してくれないか」と一転したら、直前までの緩い感じが嘘のように、怒涛の数のタスクが、私のもとにやってきました。
ギリギリまで、こいつに、やらせられるタスクは、全てやらせてしまおうという魂胆だったのでしょう。
そして、案件を続けてくれるよう、異常なほど、説得を受けました。
そもそも、契約終了って、あなた(クライアント)が言い出した事なんですが、、
私は、辞める直前までは、つまり契約期間の間は、真摯に対応をしましたが、しかし、契約終了後に、やって来るSlackに関しては、最低限の引き継ぎ的な内容を返信するだけに、とどめました。
このクライアント、契約終了後も、普通に作業をやらせようとしてきたので、呆れました。
5. まとめ
・契約終了が決まっても、最後まで気を抜いてはいけない
・普通に、契約や約束を反故にするクライアントは、結構多い(特に中小零細)
・契約終了後は、当然ですが、仕事をする必要はありません
人材を大事にしない会社なのでしょう。
フリーランスは、契約終了まで、気を抜いてはいけません。