フリーランスのエンジニアをやっています。
ネットで案件探しをすると、
どの媒体を見ても、エージェント案件が目に留まります。
エージェントとは、エンジニアに、クライアント企業の案件を紹介してくれるサービスです。
私は、正直、エージェント案件が苦手です。
詳しく言うと、エージェントと新たに関係を築く段階が、とても嫌で嫌で仕方がありません。
私がエージェントを苦手とする理由は、次の2点からです。
1. 存在しない案件 (釣り案件) を求人掲載している
2. 無意味な初回面談
存在しない案件 (釣り案件) を求人掲載している
エンジニア向けの案件求人サイトを見ていると、
かなり多くの数の案件が掲載されています。
しかも、日々、最新の新着案件が更新され、
どの案件に応募しようか目移りする方は少なくないはずです。
これらのエージェントが掲載している案件は、最初から存在していません。
なぜ、エージェントは、存在していない案件を掲載しているのかと言うと、
その案件で釣って、別の案件を紹介しよう、と考えているからです。
仲のいいSES営業から、この事を聞いた時は、腹立たしいというよりは、やっぱりな…という感想の方が大きかったですね。
だけど、一般的に、エージェントに「これは釣り案件なのでは?」と問いただしても、絶対に、認めません。
掲載されてから少し日が経った案件の場合、「他のエンジニアで既に充足した」という言い訳を使うだろうし、新着案件であっても、何らかの理由を立てて、この案件は存在していない、と言ってきます。
私は、釣り案件に引っかかって、別の案件を紹介された場合、今後、そのエージェントと取引しないようにしています。
人を騙す行為で、非常に不誠実な企業という印象が、心に刻印されるからです。
いいエージェントは、他にたくさんいますからね。
無意味な初回面談
エージェント案件に応募すると、すぐに、スキルシートを送ってくれ、という連絡とともに、初回面談の調整を促されます。
初回面談は、エンジニアとエージェントで、スキルや希望条件等の話をするわけですが、
エージェントとする、この初回面談って、時間の無駄だと思っています。
初回面談で、エンジニアが話す内容は、
– スキル(言語、DB等)
– 開始時期
– 単価
– 稼働日数
– リモート or 常駐
– 契約形態 (正社員 or 派遣 or 業務委託)
くらいで、これらは、メールで送れば、十分、事足りる内容です。
加えて、エージェント側で、この初回面談に参加されるのは、コーディネータや営業です。
促されるがままにスキルの話をしても、全く、理解ができていない様子。
全く理解できていない、そして、関心が無い人に向かって、話をすることは、結構、めんどくさいものです。
それでいて、こちらから、案件等、詳細な話をすると、大概、「先方に確認をしないと分かりません」と返されます。
そして、初回面談終了。
エンジニアとしては、一体、この時間は何だったんだ。。という感情しか残っていません。
昨今、テレワークが普及したことにより、
初回面談もzoom等で行えるのでまだいいですが、
以前は、この初回面談の為に、エージェントの会社 (や派遣会社) まで来てくれって言われていました。
今思えば、よくもまあ、こんな無駄なことをやっていたな、と呆れますね。
仲介手数料は取られてもいい
私は、エージェントに中間マージンを取られることにあまり嫌悪感を抱きません。
もちろん、多重商流は、論外ですが、
通常、エージェントは、エンジニアの営業や契約のサポートをしてくれるので、
その手数料は支払って然るべきだと思います。
ただ、「釣り案件」や「エージェント面談」に関しては、不快を感じざるを得ません。
やみくもに、取引するエージェントの数を増やすのではなく、関係のいい少数のエージェントと長く付き合う方がいい、と思われます。
いい求人を見つけて応募してみると、不愉快な事態が待っている。
本当に勘弁してもらいたいものです。