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炎上プロジェクト末期の特徴。コミュニケーション能力低下でバカになる

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エンジニアなら誰しも、一度は、炎上プロジェクトに参画した経験はあると思います。

私も、これまで何度か、炎上プロジェクトに参画致しました。

 

炎上プロジェクトには、或る特徴があります。

それは、プロジェクトが燃え上がっていくにつれて、開発メンバーのコミュニケーション能力が著しく低下していく事です。

 

メンバー同士の会話で、言葉が通じない

この人は、一体何を行っている?

日本語なんだけど、何を言っているのか分からない・・

参画メンバーの言語能力や知能指数がどんどん低下していく・・

そんな状態に陥るのです。

 

プロジェクトメンバー同士で、互いの会話が理解できなくなる事態は、どんな悲劇を招くかは、想像に難くないでしょう。

 

簡単な会話すら出来なくなるプロジェクトマネージャー

例えば、

プロジェクトマネージャー(PM)から、

「この機能の改修をしてほしい」

という話が出たとします。

そして、その指示を出したPMが、redminebacklogにチケットを作成します。

 

「なる早で、これをやって!」

とPMに言われて、

プログラマは、早速、タスクに取り掛かります。

(ちなみに、この時、PMとプログラマの間で、タスクの仕様の認識齟齬は、無いものとします。)

 

「改修終わりました!」

プログラマは、すぐにタスクを完了させ、PMに、報告をします。

 

すると、

何やっているの?

それ、やらなくていいんだけど・・ 

と呆れたように言い出します。

 

え?

何言ってんのこの人。

やれって、あなたが言ったからやったんだけど・・

 

PMは、

「私は、やれなんて一言も言ってないよ、ちゃんと話聞いている?」

と言い出す始末です。

 

「このタスクをやれ」と言われてから、その通りに、そのタスクを対応すると、「私はやれなんて一言も言っていない」と言い出す・・

何これ?

支離滅裂ですね。。

 

しかも、口頭だけなら認識齟齬が発生するかもしれませんが、

この場合、PMが、タスクをチケット化していて文章として残っているわけです。

それでも、自分はそんな事言っていない、と主張するのですから、厄介なのです。

 

簡単な意思疎通も出来ないレベルです。

当然、コミュニケーションを介して、業務を行うことが困難になっていきます。

 

炎上プロジェクトでは、スキルの高いエンジニアがバカになる?

私は、何度か、炎上プロジェクトに参画してきましたが、

どのプロジェクトでも、プロジェクトが炎上した際、極端にコミュニケーション能力が低くなるエンジニアに遭遇しました。

炎上プロジェクトで、コミュニケーション能力が低くなるエンジニアは、いわゆる経験者、ベテラン、スキルの高い人です。

一方で、炎上プロジェクトで、新人等、経験の浅いエンジニアが、コミュニケーション能力が著しく低下したケースは、前述に比べて、稀のように思えます。

理由は、分かりませんが、

周りから「このエンジニアは、非常に優秀だ」と一目置かれているようなエンジニアほど、炎上時のコミュニケーション能力の低下は著しいです。

 

おわりに

炎上プロジェクトを望むエンジニアは、稀でしょう。

炎上プロジェクトがツライ事情は、このようなコミュニケーションの不具合から人間関係が悪化していくことに起因しています。

 

炎上プロジェクトを前にしては、一般的に優秀と呼ばれているエンジニアが、途端に、無能に変わる場面があります。

 

「このタスクやっといて」

「対応しました」

「いや、やれなんて、一言も、言っていないよ」

(嗚呼、この人、バカになってしまったんだ、、)

 

炎上プロジェクトに入ると、その環境ゆえに、どんな優秀なエンジニアでも、知能が低下していくのではないでしょうか

ABOUT ME
普通のフリーランスエンジニア マノリさん
1981年生。早稲田大学卒。秋葉原(外神田)在住。フルリモートで作業中。昼は人で溢れかえり、夜は誰もいなくなる電気街で、仕事を頑張る。趣味は、小説と散歩