フリーランスのエンジニアをやってます。
IT未経験者が、
「そうだ、エンジニアになろう!」
と決断したら、まず、プログラミングの勉強を始めます。
しかし、未経験者が、独学でシステム開発やプログラミングの勉強をしても、まったく評価されません。
勉強方法は、書籍、ウェブサイト、プログラミングスクール・・・など、色々ありますが、いずれも、似たり寄ったりです。
IT未経験者の場合、どれだけ独学をしても、案件受注は難しいので、必要最低限の知識を身につけたら、すぐに、就職して業務経験を積んでしまった方がいいです。
SESや派遣では、エンジニアの独学は評価されない
フリーランスエンジニア向けの案件求人サイトや副業サイトでは、高単価の開発案件が並んでいます。
募集元企業は、ほとんど、SESや派遣会社です。
SESや派遣会社がエンジニアを募集して、クライアントに紹介します。
こういったSES案件や派遣求人では、独学は一切、評価されません。
むしろ、未経験の応募者が「独学でスキルを身につけました」と言おうものなら、その瞬間、死亡フラグ確定です。
確かに、その通りです。
でも、SESや派遣の場合、職歴のみが評価されます。
かりに、ものすごくプログラミングの独学に励み、業務経験者よりも遥かに高いスキルを身につけたとしても、絶対に評価されません。
極端な例を挙げれば、独学のみのスーパーエンジニアよりも、業務経験3ヶ月の新人の方が、圧倒的に、格上とされます。
独学よりも業務経験が評価される
なぜ、SESや派遣は、エンジニアの実力よりも肩書の方を重視するのでしょうか。
それは、SESや派遣の営業やコーディネータが、エンジニアのスキルを評価できないからです。
いくら、開発案件に対して、エンジニアが自身のスキルがマッチしていると訴えかけても、業務経験がなければ、営業やコーディネータは、右の耳から左の耳に抜けていきます。
一方で、「案件内容が、まったく分かりません」と言っても、案件が要する業務経験を持っているならば、営業やコーディネータは、前のめりになります。
ちなみに、筆者は、以前、業務とは別に、Google主催のプログラミングのイベントに参加したことがありました。(内容は割愛)
個人的には、とても勉強になった経験でしたが、SESでは、一切、評価されませんでした(悲)
IT未経験者は、エンジニア職に「就職」するべき
いくら独学をしても、業務経験がないと、案件が獲得できません。
IT未経験者は、いつまで経っても、仕事にありつけないのか?と問われると、そんなことはありません。
IT未経験者は、SESや派遣ではなく、エンジニア職の求人を出している企業に、就職あるいは、転職することをオススメします。
要するに、仲介会社を使わないのです。
エンジニア職での就職の場合、就職先から独学の経験が評価されます。
尚、就職の為に、過度に独学をするのではなく、最低限の事を身につけたら、さっさと就職してしまう方がいいでしょう。
独学の時間に比例して年収が上がるわけでもないので、就職後、業務をしながら勉強する方が効率的だからです。
業務経験 + 独学で、エンジニアとしての市場価値が上がれば、自ずと、仕事の幅も広がっていきます。
とはいえ、日本のエンジニアの採用市場って、独学(実力)よりも、業務経験重視に偏っている気がします。
エンジニアでやりたいことをやるには、戦略的に業務経験を重ねていく必要があります。
言われたことをやっているだけでは、ずっと同じ作業をやり続けることになってしまいますからね。