フリーランスエンジニアの案件は、小規模なものから大規模なものまであります。
小規模ならば、エンジニア一人で、数ヶ月で開発できる程度です。
中〜大規模になると、複数人のエンジニアを集めて、チーム体制の開発になります。
これは、常駐案件でもリモート案件でも変わりありません。
リモートの場合、コミュニケーション手段が、
主に、slackやchatwork、skype, appear.in などを駆使して、
チェットやビデオ会議を行います。
新たなプロジェクトが立ち上がる、あるいは、既存のプロジェクトに新たに加わるなどの際には、最初の頃、数回、対面での顔合わせが発生する場合もあります。
新卒フリーランスの若者と同じチームになりました
或るスタートアップ企業のリモート案件に参加した時の話です。
4名のチーム体制でした。
1人がプロパーで、この人が、PMやPL(プロジェクトマネージャー/プロジェクトリーダー)の役割を担っていました。
あまり技術に長けていなく、主に進捗管理が担当です。
もう一人は、デザイナです。
そして、あと二人が、私ともう一人のエンジニアです。
その時、私は、10年くらいの業務経験がありました。
一方で、もう一人のエンジニアの人は、非常に若い人でした。
聞くと、23歳らしいです。
最初は、プロパーの新人さんかと思っていたら、
私と同じく、フリーランスのエンジニアをやっている、
と伺いました。
単純に、私は、時代だな。と感心したのですが、
どうにも、溜飲が下がらない感情もありました。
詳しく聞くと、どうやら、この若者、
大学時代にプログラミングをしたこともなく(まあ、これはどうでもいいかもしれませんが)
業務経験も今回が初めてだ。
と言っていました。
それに、なぜか、すごい自信でした。
で、
ここから先は、書かなくても薄々分かると思いますが、
この若者、何もできませんでした。
当たり前のことかもしれませんが、
非常に困りました
「スマホがあればなんでもできる」と言われても…
この新卒フリーランスの若者、
私にはよく理解ができなかったのですが、
なぜか、ものすごく、自信を持っていました。
その自信が、どことなく、人を見下すような言動に受け取れるようにも感じました。
例えるなら、ベテランの編集員に、
まったく何もやったことのない入社したての編集員が、
先輩ダメだよ。こうしないと、
といきなり言ってきたら閉口しますよね。
そんな状態でした。
普通だったら、企業に就職して、
先輩に色々教わって、或る程度、スキルを身につけた上で、
フリーランス(=プロ)と考えるべきと思うのですが、
まったく、その分野をやったことがない人が、
フリーランスと名乗りだしてしまうのも、困りものです。
昔だったら、
このような人は、
「フリーター」や「無職」という名前で呼ばれていたと思うのですが、
今の時代では、このような人も、
「フリーランス」
に当てはめることができてしまうのならば、残念な感じがしました。
これでは、フリーランスの地位が上がらないのは当然です。
まあ、この若者の気持ちも分からなくはないですが、周りは大変でした。
ましては、同僚でもないですし。
この若者、
「スマホがあればなんでもできる」
「就職なんかするより、フリーランスになった方が近道だ」
と言っていました。
結局、この若者、早い段階で、切られてしまいました。
何への近道かは分かりませんが、
君は、就職した方が近道のような気がしますよ。