フリーランスのエンジニアが、案件を探そうとWebで検索をかけると、
すぐに、案件情報サイトが見つかります。
仲介会社が運営している案件紹介サイトです。
それらの案件を見ていくと、当たり前のように、
常駐案件ばかりです。
結論を言うと、フリーランスが常駐案件で働くということは、会社員の働き方となんら違いはありません。
それらの案件を掲載している仲介会社は、
フリーランスというライフスタイルを推奨するブログ記事を運営していたります。
一人でも多くのエンジニアに、フリーランスになってもらい、
我が仲介会社の案件に従事していただきたい。
そんな宣伝的な意味合いもあるのでしょう。
フリーランスといえば、
- 会社に雇われず上司や同僚など煩わしい人間関係などない。
- 個人事業主なので、就業時間、いや稼働時間も自分の裁量次第、働く時間を自分で設定をする。
- 個人事業主なので、働く場所も、自分の裁量次第となる。だから、毎日満員電車に乗りたくないなら乗らなくてもいい。
- 自由な生き方だ。
こんなイメージがあります。
会社員から見ると、羨ましく思える点かもしれません。
しかし、
フリーランスになっても、常駐案件に従事した場合、上記のことは、ほぼ享受することができないんですよね。
Q. 会社に雇われず上司や同僚など煩わしい人間関係などない。
A. 常駐先には、顧客や協力会社と一緒に作業をします。そこでの人間関係が発生します。
Q. 個人事業主なので、就業時間、いや稼働時間も自分の裁量次第、働く時間を自分で設定をする。
A. 稼働時間は、顧客先の時間に準ずる。
Q. 個人事業主なので、働く場所も、自分の裁量次第となる。だから、毎日満員電車に乗りたくないなら乗らなくてもいい。
A. 就業先は、顧客先オフィス
Q. 雇われに比べると、自由な生き方だ。
A. 会社員のような生き方
要するに、会社員から常駐フリーランスになっても、働き方に変わりはないんです。
もっといえば、
SESの正社員からフリーランスの常駐要員に変わっても、業務内容はほぼ同じです。
では何が変わったかといえば、
社会保険から国民健康保険や国民年金に変わり、確定申告を自分でしなければならない
などでしょう。
「フリーランスになった、おれは自由だ」
と言っても、
それが常駐フリーランスならば、何も変わっていません。
それよりも、個人事業主なので、気をつけないと、いよいよ、危なくなるよ。
という感じです。
無知は危険ですね。