以前、無能な派遣の営業と、会った事があります。
この派遣営業は、全く何もかも理解ができていませんでした。
派遣社員のエンジニアとして就業していた時のことです。
稼働している案件が、残り一ヶ月で、終了になるのを機に、次の案件を探し始め、或る派遣案件に応募。
作成した履歴書と職務経歴書をメールで送り、約束の日時に、この派遣会社を訪ねると、そのまま、担当営業と面談という運びになりました。
ベテランで経験豊富な派遣営業と面談
担当営業の方は、ベテランで、
人材営業をして、三十年くらいのキャリアがある、
と胸を張っていたのを、今でも覚えています。
「まずは、履歴書と職務経歴書を元に、自己紹介をしてください」
自己紹介を始めて少ししたあたりで、
この営業の表情が曇ったのが分かりました。
私が経歴を話し終えた後も、その状態は続き、沈黙が降りました。
求人の人材要件は、Ruby on Rails経験1年で、OKということでした。
その時点で既に、私の業務経歴は、
Ruby on Railsに限っても、3年以上あったので、問題がありません。
求人の人材要件は、満たしています。
だが、ベテラン営業は、なんだか、納得がいっていないような感じです。
その理由が、すぐに分かりました。
この派遣営業、私が話している技術の内容が、全く理解ができていないようでした。
つまり、派遣営業は、開発系の知識が全く無いようでした。
それを察して、私は、この求人の人材要件に、私の経歴は満たしているから、問題ないですよ、
と、説明を加えました。
しかし、派遣営業は、納得がいかない表情のままでした。
派遣営業が、何も理解出来ていなかった・・
この派遣営業は、エンジニアのスキルシートやエンジニアの話を聞いても、何も理解が出来ていないようでした。
そして、派遣営業は、難しい顔をして、とんでもない事を言い出しました。
「なんだか、分からないけど、あなた(エンジニア)のことを信じていいの?」
「おれはあなたことを信じることしか出来ないけれど…」
「何をやっているのかよく分からないんだけど、この求人も、あなたも」
と言ってきました。
閉口しました。
私は、これを聞いて、仲介という仕事は、誰にでもできる仕事だと確信しました。
誰にでも、というのは、全く知識がなくても出来るという意味です。
だって、
「求人内容」も「求職者のスキル」も何が何だか分からなくたって、
何年もの間、派遣営業として務まっているのですから。
それもそのはずです。
派遣の営業は、エンジニアのスキルシートを、ただ単に、クライアントに渡すだけなので、極端な事を言えば、幼稚園生やお年寄りでも、出来る仕事に、違いないのですから。
バカな派遣営業は信頼されない
派遣営業が言いました。
「俺、求人や開発について、何が何だか分かっていないんだけど、あんたの事信用していいの?」
こんな派遣営業に私が信用されたとしても、私は、この営業を信用することが出来ません。
この派遣営業が、あまりにも知識や常識が欠落し過ぎていたからです。
結局、この会社のこの案件は、お断りしました。
後日談。辞退した案件なのに、なぜか、選考通過
しかし、後日、この派遣営業から電話が掛かってきました。
「先方(クライアント)が、是非、お会いしたいと言っているだが、日程調整してくれませんか」
派遣営業が、上機嫌で、そう言いました。
ん?
私は、初回面談の際、
この営業に閉口して、派遣登録を拒否して帰宅したのですが、
どうやら、この営業、
以前、この営業にメール添付で送った私の職務経歴書を、私の許可なく勝手にクライアントに送っていたようでした。
電話越しの派遣営業は、
「何が何だかよく分からないけど、クライアントが喜んでいるんだからまあいいか」
と嬉しそうでした。
私は、もちろん、お断りしました。
私の個人情報を勝手に、バラ撒く行為も、絶対にやめてくださいね。
知識なし、
個人情報の取り扱いも出来ない、
そんな派遣会社で、就業なんて、危なっかしくて出来ないですよ。