オフィス街に溢れるサラリーマンは、皆、もれなくマスクを着用しています。
今夏、屋外でのマスク着用は、熱中症の恐れがある為、適宜、マスクを外す事が推奨されていましたが、それでも、マスクを着けている人が大勢に見受けられます。
筆者は、フリーランスで、普段は、自宅で作業をしています。
なので、日常において、ほとんど、マスクは着用しません。
ふいに、外に出ると、オフィス街のマスク姿のサラリーマンに目がいきます。
外で、人と距離を取り、散歩する程度なら、何もわざわざマスクをつける必要はありません。
なぜ、マスクを着用しているのか?
素朴な疑問です。
それは、恐らく、外ではマスクを外しても問題ないと思っていても、都市生活において、マスク着用必須の機会がその都度発生する為に、屋内/屋外問わず、つけたり外したりが、面倒臭いので、マスクを付けたままにしている、のだと考えます。
都市生活において、マスク必須の場所とは、人と蜜になる空間です。
例えば、電車内です。
日中、オフィス街で働く人々の9割以上は、電車を常用しています。
電車を利用する、ということは、マスク常備が必要になります。
(電車内のマスク着用は、法律やルールで決められているというより、皆、マスクをつけているから乗客は皆、マスクを着用しなければならない、という同調圧力によるところが大きいです)
または、図書館等の公共施設、民間の飲食店やスーパー、洋服屋等の小売店舗も、入店時にマスク着用を求められます。
もちろん、会社勤めの場合、社内でマスクをつけなければなりません。
https://futsuuno.com/officegai-salaryman-mask
そうすると、いくら、不要なところでマスクを外していい、と言われても、マスクをつけなければならない機会も実は、少なくないのです。
すると、結局、マスクはつけっぱなしにしておくのが、ラクなんです。
マスクと階級社会
マスクは、人の階級を表す記号として機能してくるのではないかと思えてきます。
例えば、
前述を踏まえると、都市生活において、
普段電車を利用している人 = マスク着用(しなければならない)
電車に乗らない人 = マスク非着用(必要ない)
という断絶が生じると考えられます。
「電車」に限らず、普段の生活で、「過密」や「集団」「群衆」を経験する人にとって、マスク着用は必須になります。
そして、これは、「俺はマスクをしない」といくら主張したとしても、様々な角度で、マスクの着用を強要されます。
反対に、「過密」「集団」「群衆」と無縁の人は、マスクはそれほど必要としません。
すると、
普段「電車」を利用している人は、〇〇な傾向があって、
反対に、全く「電車」に乗らないで生活をしている人は、〇〇な傾向がある、
そこから、年収や年齢、思考等のパラメータを当てはめていけば、
マスクをつけているか否かを見るだけで、その人の大凡の傾向が掴めるようになるのではないでしょうか。
マスクの着用有無が、階級を示すシンボルと機能する、そんな可能性があるのではないでしょうか。
オフィス街に現れるマスクのサラリーマン達。
マスク着用しない事を強制しなければ、オフィス街で、マスクが外れる未来は、なかなか、訪れないだろう、と思いますね。