私は、フリーランスのエンジニアとして、システム開発の仕事をしています。
現在は、フルリモートワークで仕事をしていますが、それまでは、SESの客先常駐がメインでした。
(自慢にはなりませんが)SESの経験は豊富です。
そんなSESエンジニアの経験を買われてか、当方、営業未経験でしたが、以前、わずかですが、SES営業の仕事を任されたことがあります。
エンジニアの悪口を言うSES営業
数社で、SES営業を、経験しました。
内1社で、SES営業を引き受けた時のお話です。
その会社は、SESエンジニア管理用のデータベースを持っていました。
このシステムは、この会社と関連する取引先の企業が自由に参照ができるというものでした。
ちなみに、これらの会社は、いずれも中小企業で、名のある企業の子会社というものではなく、いずれも無名企業でした。
もちろん、このデータベースに登録されているエンジニアは、これらのSES企業に登録されているエンジニアとのこと。
エンジニアを管理する側として私は、当該システムにアクセスしてみると、エンジニアの個人情報やスキル、稼動の空き状況などの情報が確認できました。
エンジニア側としては、もしかしたら、他で登録しているSESや派遣会社で、こういった感じで、自分の情報も値踏みされているのだろう、と思いながら、エンジニア情報の画面を見つめていました。
すると、エンジニアの情報の中に「メモ欄」という項目があるのが目にとまりました。
この「メモ欄」、どうやら、SES営業がエンジニアに対して一言コメントを書く欄のようでした。
で、それを、見ていくと、残念なことに、SES営業のエンジニアに対する悪口がたくさん書かれていました。。
「このエンジニアは、レスポンスが遅い」と書かれているものは、まだ業務的な問題なのでよいかもしれませんが、
中には、「このエンジニアは、バカ」というコメントもありました。
酷いですね。。
これ、Twitterや5ちゃんねるではなく、業務で使っているツールの話ですからね。。
聞くと、SES営業がエンジニアと面談して、評価コメントという名で悪口を書いているようです。
その悪口を、営業間で共有しているとのこと。
実際、このデータベースを使っているSES営業と話をしてみると、
エンジニアは、我々(営業)の掌の上で動いているに過ぎない。
我々(営業)は、エンジニアをどう扱ってもいい。
我々(営業)の方が、エンジニアより、格上。
という感覚だったので、残念な印象を受けました。
体験談。エンジニアはSES企業を選ぶべきである
私は、このSES会社で、ほんの少し、SES営業の仕事をしました。
私は、客先面談の付き添いで、このデータベースに登録されているエンジニアとお会いしたことがあります。
データベースには、このエンジニアの悪口が書かれていて、私は、あまりいい気分がしませんでした。
(もちろん、エンジニア当人には、そのことはお伝えしません。)
悪口の内容は「問題のあるエンジニア」とだけ、書かれていました。
何の問題があるのかは分かりませんが。。
しかし、このエンジニアの客先面談に付き添ってみて、特段、問題なく、むしろ、非常に優秀なエンジニアであると感じました。
このエンジニアの方は、Webやアプリ系の開発エンジニアでしたが、スキルも高く、バックエンドだけでなく、フロントエンドの経験も非常に豊富で、恐らく、欲しいクライアントは多いだろうな、というのが所感です。
ふと、「問題がある」のは、エンジニアの方ではなく、SESを運営している営業の方なんだろうな、と思いました。
本案件は、商流も深かった為、私は、このエンジニアに、別の会社で稼動をすることを提案しました。
問題のあるSES営業やSES企業にこのエンジニアが所属している事が、不憫に思えたからです。
結末としては、このエンジニア、私が紹介した別会社の直請案件に入り、その後も、引き続き、別会社経由で案件を獲得しているようです。
問題のあるSES会社とは、縁を切ったとのことですが、ひっきりなしに、稼動状況を訊ねるメールやら電話がくるそうです。
おわりに
エンジニアの稼動がSES企業の売上になります。
そして、その売上の一部がSES営業の給料になるのです。
そんなSES企業や営業が、エンジニアに文句を言うなんて、どの口が言ってんだ!って思いますよね。
問題のあるSES企業には、近づかないに越したことはありません。