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派遣会社の釣り求人の特徴や見分け方!エン派遣やリクナビ派遣など

tsurikyujin

私は、フリーランスのエンジニアで、システム開発の仕事をしています。

フリーランスになる前は、主に、派遣社員のシステムエンジニアとして、客先に常駐して開発案件に関わっていました。

 

その時期は、派遣専門の求人サイトをよく利用していました。

派遣専門の求人サイトは、リクナビ派遣エン派遣はたらこねっとなど、色々ありますよね。

 

職種をシステムエンジニア・プログラマーで絞り込んで、求人の一覧を表示すると、

その中には、多くの、「釣り求人」が存在しています。

 

釣り求人に引っかからない為にはどうすればいいのでしょう?

本記事では、釣り求人や空求人の見分け方や特徴について書きたいと思います。

 

釣り求人や空求人の見分け方

派遣専門の求人サイトでシステム開発案件を探すと、まず、1社で大量の求人を掲載している大手派遣会社が目にとまります。

大手派遣会社が掲載しているこれらの求人は、ほぼ、釣り求人です。

 

社名を挙げると、

・スタッ○サービス

・パーソ○

・リクルー○スタッフィング

などなど・・

エンジニア派遣をやったことのある方ならば、一度は、目にしたことがある企業でしょう。

 

とにかく、派遣専門の求人サイトで大量の求人を掲載している頻繁に見かける派遣会社には、要注意です。

大手派遣会社が掲載している求人に、興味を抱いて、応募してみても、実際は、その求人にありつくことができない可能性が高いのです。

 

もう一点として、テンプレ的な文面の求人も、要注意です。

SESやIT派遣の求人の多くは、クライアントや元請企業から協力会社(派遣会社)に流れてきます。

協力会社(派遣会社)の大半は、上位会社から言われた案件内容をこのままコピペして、求人として掲載しております。

この場合、複数の協力会社で同じ案件を持っている状態になる為、どこかで見たような求人を別の派遣会社が掲載している、ということになるのです。

この手の求人は、既に募集が終わっているのにも関わらず、いつまでも掲載を続けていたり、掲載している派遣会社が自社でこの案件の存在状態を確認することができない場合もあり、応募することはオススメしません。

ちなみに、こういったテンプレ的な求人は、1つの派遣会社が大量に掲載している求人の中に紛れている傾向があります。

 

釣り求人ではない、求人とは

釣り求人や空求人ではない、きちんと存在している求人とは、上記で取り上げた「釣り求人や空求人の特徴」を帯びていない求人がそれに当たります。

つまりは、「大量に量産型求人を掲載していない派遣会社が掲載している求人」は、釣り求人ではない確率は高いと考えられます。

そして、求人の内容が、テンプレ的ではなく、掲載元の派遣会社がオリジナルで作成したような文面であれば、存在している求人である可能性は高まります。

 

釣り求人や空求人の目的とは

派遣会社側が、釣り求人や空求人を出す目的は、

架空の、魅力的な求人を掲載して、それに応募した求職者を派遣会社の登録会や面談に誘きき寄せ、別の求人を紹介することによって、

当該派遣会社に従事する派遣社員の要員を増やすことです。

 

釣り求人に応募をしたらどうなるのか?

派遣会社から登録会兼面談に参加してほしい、という定型文のメールが届き、応募者は、派遣会社まで足を運ぶことになります。

応募者は、てっきり、自分が応募した求人の話をするものと考えていますが、

面談時に派遣会社のコーディネーターから、「何らかの理由で応募頂いた求人は募集終了してしまった」と告げられます。

応募~登録会・面談の間に、適任者が見つかって、充足してしまったという口実がよく使われています。

「ごめんなさい、たった今、他の応募者で決まってしまいました」

という感じです。

 

釣り求人は、派遣会社の人材獲得の戦略である

派遣会社は、当該求人が釣り求人であることは絶対に認めません。

応募者側も、当該求人が釣り求人かどうかを、調べることが難しい実情があります。

それでは、本当に釣り求人が存在しているのかどうか分からないのではないか?と反論されそうですが、釣り求人や空求人は、確かに存在しています。

大手派遣会社の営業やSES営業の知人に聞いた話では、

(もちろん、派遣会社にもよりますが、)派遣会社は、戦略的に釣り求人を掲載しているとのこと。

要するに、派遣会社は、分かったうえで、釣り求人を出しているということです。

働いてくれる人を集めるのが派遣会社の仕事なので、それはそうですよね。

繰り返しますが、派遣会社は、釣り求人を絶対に認めません。

 

応募者は、第一志望の求人が終わってしまって、ガッカリ。

一方で、派遣会社は、応募者を呼び寄せて、派遣登録させてしまえば、こちらのもの。

応募者に、別の求人を紹介して、その現場で稼働させればしめたものです。

私は、釣り求人は、仕事を探している人の弱みに漬け込む卑劣な行為だと思っています。

 

検索機能で特定の派遣会社を除外したい

ちなみに、私は、釣り求人や空求人を掲載している企業とは取引をしません。

もしかして自分が応募した求人が、釣り求人なのではと思った時点で、掲載元の派遣会社の印象は最悪だからです。

そんな最悪な派遣会社とは、今後、関わりません。

 

釣り求人・空求人である可能性が高い、IT系求人の特徴

・大量に量産型求人を掲載している大手派遣会社の求人

・どこかで見たようなテンプレ的な文面の求人

派遣エンジニアになったばかりの人では、釣り求人や空求人を見抜くのは、難しいかもしれませんが、

長く、派遣求人サイトを利用していれば、だんだんと「あ、これ釣り求人だな」と分かってくるものなのです。

 

私は、派遣求人サイトでは、検索機能で特定の派遣会社のみ除外できる機能を実装して欲しいと常々、思っています。

でも、求人サイト運営企業にとっては、掲載元企業はお客様だから、やっぱり難しいのかな〜

ABOUT ME
普通のフリーランスエンジニア マノリさん
1981年生。早稲田大学卒。秋葉原(外神田)在住。フルリモートで作業中。昼は人で溢れかえり、夜は誰もいなくなる電気街で、仕事を頑張る。趣味は、小説と散歩