筆者は、これまで毎日のように買い物をしていたコンビニに、7月のレジ袋有料化以降、ほとんど、行かなくなりました。
コンビニに行ったとしても、片手で持てる分しか購入しません。
実際、とあるコンビニ店長から、レジ袋有料化以降、客離れや客単価が下がっていると耳にしました。
コンビニの閉店。原因は、コロナ?レジ袋有料化?
先月、前述とは別のコンビニに立ち寄った時の話です。
その店は、閉店準備をしていました。
店内の商品棚はガラガラで、かろうじて残っていた商品には、(通常、コンビニではありえない)割引シールがバンバン貼られていました。
本当に値引きしていただいて問題ないのかと店員に話しかけると、
もう店を閉じるので、処分の意味で、値引販売をしていると仰っていました。
その店員の名札には、店長の文字。
わずかな雑談でしたが、閉店の話に及ぶと、
店長曰く、
「いやあ、コロナで結構厳しいんです・・」
それを聞いて、ん?
と思いました。
コンビニ閉店の理由は、本当にコロナ?
レジ袋有料化ではなくて?
問題は、コロナよりもレジ袋有料化なのでは・・
コンビニ等の小売の売上減少を総括する際、それは、コロナのせいになるのでしょうか?
あるいは、レジ袋有料化が原因になるのでしょうか?
ふと、疑問が浮かびました。
顧客にとっては、無駄遣いがなくなって良い事ですが、店の経営者や経済全体で考えると、必ずしもメリットとはなりません。
そうなると、なぜ客離れが起きたのか?という原因を追求する事になります。
「客離れの原因はコロナ」だと、なんか腑に落ちない感じがしませんか?
確かに、緊急事態宣言によって、消費は冷え込みましたが、スーパーやコンビニは、我々の生活になくてはならない存在です。
コロナ禍でも、以前と変わらぬ消費は、行われていたはずです。
一方で、レジ袋有料化から、人々の消費行動は変質しました。
レジ袋有料化によって、客離れや客一人当たりの購入単価の減少が発生していると聞きます。
そして、レジ袋有料化に関しては、効果に疑問の声があがっています。
レジ袋有料化によって、得する人がいるのかもしれませんが、
うがった見方をすると、レジ袋有料化の政策が失敗だったとしたくない為に、「客離れの原因はコロナ」としたいようにも、思えてしまいます。
おわりに
コンビニの複合機でコピーを取りながら、閉店間際のコンビニのレジを横目で見ていると、
レジに並んでいる客、みんな、片手で持てる量の商品しか買っていきませんでした。。
商品を割引して閉店セールをやっているにもかかわらず・・
閉店の原因は、本当に、コロナなのでしょうか。
首を傾げざるをえません。