先日、久しぶりに、近所のセブンレイブンに行ったら、レジがリニューアルされていました。
ふと、
セブンイレブンの新型レジは、特段、効率的でも無さそうだし、一体、何の為に導入されたのだろう
と思いました。
セブンイレブンの新型レジを使ってみて、感じた違和感をまとめたいと思います。
新型レジとは、どういうものか
私が見かけた、セブンイレブンの新型レジは、
店員が商品のバーコードを通した後、
客がタッチパネルを操作して、決済方法を選んで会計を済ませる
という流れでした。
店員は、商品のバーコードを通す作業のみ、それ以外の作業、決済や袋詰めは全て、客が担当する事になります。
要するに、今まで店員が行っていた仕事を、客がやらなければなりません。
新型レジは、効率的なのか?
いきなり結論ですが、
新型レジは、全然、効率的でありません。
以前のレジと比較すると、会計において一人当たりの客をさばく時間は、遅くなっています。
登場したばかりの新型レジの使い方を、理解できている客は、少ないでしょう。
実際、客は、店員が商品のバーコードを通し終えた後、店員側が会計処理を進めてくれるのを待っています。
一方で、店員は、何も言わず、ぼけーと突っ立っています。
店員と客で、見つめ合う、不毛なひとときが発生します。
それからようやく、店員にうながされ、客は、恐る恐る、タッチパネルで決済操作を始めます。
タッチパネルで決済方法を選択して、お金を機械に投入して、ボタンを押して完了。
当然、セルフレジに慣れているわけではないので、探りながら操作します。
それから、レジ台に置いてある商品を、客が、一つひとつ、袋やマイバックに詰めていき、一連の会計作業は、終了です。
そうしている間に、レジ前は、行列が出来上がっています。
言ってしまえば、新型レジは、客のレジ打ちの技能によって、効率性が大きく変わってくるのですね。
コンビニで買い物をする人全員が、レジ打ちに長けている訳は無いので、必然的に非効率になっていくのです。
行列は、ますます、伸びていくわけです。
新型レジは、コロナ対策に有効なのか?
店員視点で考えると、客が自ら決済操作を行うので、店員は、現金を触らなくて済みます。
確かに、不特定多数の人が接触している現金の受け渡しを回避できるという点で、コロナ対策と言えるかもしれません。
その一方で、客側にとっては、会計操作時に、不特定多数の人がベタベタ触っているタッチパネルを操作しなければならないのです。
そもそも、キャッシュレス決済ならば、これまでの旧レジの場合なら、店員も客も、現金を触る必要はありませんでしたし、客も、こんなタッチパネルを触れる必要はありませんでした。
もしかしたら、コロナ対策とは、店員側の話で、客側にとっては、新型レジの登場で以前の旧レジの時よりも感染リスクが高まるのではないでしょうか。
結局、新型レジって、誰得なの・・
結果、この新型レジは、誰も得していないのでは、ないでしょうか。
客にとっては、決済操作やレジ袋有料化による袋詰めの仕事が増えました。
店員にとっては、商品のバーコードを通す作業のみに業務作業量が減ったので、一見、効率的に見えますが、実際は、違います。
新型レジの場合、
店員は、商品のバーコードを通し終えた後、手が空くので別の作業に取り掛かっても良いように思うのですが、
なぜか、店員は、商品のバーコードを通し終えた後、タッチパネルを操作し、袋詰めをしている客を、ただじっと見つめています。
手助けする事もなく、ただ、じっと見つめています。
客が袋詰めを終えてレジを離れる時になってようやく、店員もレジを離れます。
非効率では、無いですか?
一体、なんのために、導入されたのでしょうか。。
コンビニ客、減っている・・
私は、都心のオフィス街に住んでいます。
久しぶりに、コンビニに行った感想は、お客さん少ない・・という事です。
毎日コンビニを利用している方は、なかなか、気が付かないかもしれませんが、
レジ袋有料化以降、オフィス街のコンビニは、目に見えて店内の客数が減りましたね。
有料化レジ袋も新型レジも、近い将来、いつの間にか、無くなっているかもしれませんね。