ノマド

アドレスホッパーになろう【フリーランスにオススメ】

addresshopper

突然ですが、筆者、家がなくなる事になりました。

 

賃貸の契約延長を申し出ず、

仕事に追われていたら、気づくと、退去日間近にも関わらず、

次の居住先が見つかっていないという状況に陥りました。

 

焦って、次の賃貸物件も探しても、良い物件は、見つかりません。

決意しました。

 

そうだアドレスホッパーになろう

そこで、アドレスホッパーを選択肢に入れました。

 

フリーランスとアドレスホッパーは相性がいいと考えています。

 

 

1. アドレスホッパーとは

言わずもがなですが、一応、おさらいです。

アドレスホッパーとは、特定の拠点を持たずに、国内や海外を移動しながら、ホテルや民泊などの現地の居住先で暮らしつつ仕事をするライフスタイル

とのことです。

 

2. アドレスホッパーとホームレス

アドレスホッパーは、特定の拠点を持ちません。

それゆえに、ホームレスと混同されがちです。

 

ホームレスとは、いわゆる、文字通り、家が無い人を指します。

加えて、仕事の無い人、お金や資産が無い人のイメージも勝手に付いてきます。

 

現代では、「家が無い」ことは、「仕事が無い」「お金や資産が無い」を意味しません。

 

それなのに、

「家が無い」=「仕事が無い」「お金や資産が無い」という考え方は、

過去の時代背景が影響してるのだろうと考えます。

 

国民総中流。

サラリーマンは、三十代くらいで、持ち家を購入する。

働いている人が、家を持たないなど、想像に及ばないでしょう。

 

でも、現代の、IT技術と通信環境の発展により、そんな時代は、終焉を迎えました。

 

家が無くても、仕事はありますよ。

家が無い人が、家を持っている人よりも、お金や資産が多い事は、普通に、ありますよ。

 

そんな時代なのです。

 

3. フリーランスとアドレスホッパー

昨今、アドレスホッパーを実践されている方は、少なくないと聞きます。

会社員をやりながら、アドレスホッパーをしている方もいらっしゃいます。

自称アドレスホッパー
自称アドレスホッパー
アドレスホッパーやっています。昼間は会社に勤めています
通行人
通行人
それって、普通の賃貸物件に住んでいるのと、何が違うのですか?

私は、会社員がアドレスホッパーをしても、あまり意味が無いと考えています。

 

会社員などの勤め人が、アドレスホッパーになっても、生活は、持ち家や賃貸の場合、つまり、固定アドレスの場合と大して変わりはありません。

なぜなら、就業先が固定されているからです。

 

これでは、場所が制限されている状況に、変わりはないのです。

アドレスホッパーでは無いのです。

持ち家や賃貸に住んでいる状況と違いは大して無いでしょう。

 

自称アドレスホッパー
自称アドレスホッパー
僕は、アドレスホッパーを実践しています。
通行人
通行人
それなのに、どうして、毎日、満員電車乗っているの?
自称アドレスホッパー
自称アドレスホッパー
……

 

時間と場所に制限を受けざるを得ないライフスタイルを基盤としている以上、

アドレスホッパーになっても、それの恩恵を最大限享受することは困難です。

 

したがって、アドレスホッパーは、フリーランスと相性がいいのです。

 

4. 実践 住む場所を探そう

住処を探すと、次の形態のものが見つかると思います。

 

  • 通常の賃貸物件
  • マンスリーマンション
  • ホテル(カプセルホテル)
  • ゲストハウス
  • ジモティ
  • Airbnb

 

通常の賃貸物件

 

長期的に、滞在する拠点となる賃貸物件です。

アドレスホッパーにとっては、基本的に、選択肢には、ならないと思います。

特定の拠点を持たず、というアドレスホッパーの定義に反するからです。

 

マンスリーマンション

 

1ヶ月単位の月極契約の賃貸物件です。

短期契約なので、移動しながら仕事をするアドレスホッパーにとっては、適していると思われるかもしれませんが、

問題は、価格が、非常に高いのです。

家賃に加えて、水道光熱費。管理費、清掃費などが、別途かかります。

全部を合わせると、結構な額になります。

通常賃貸の家賃の二倍くらいの費用がかかります。

 

私も、仮住まいとして、マンスリーマンションを検討しました。

しかし費用の高さに、固辞しました。

 

ホテル(カプセルホテル)

 

ホテル暮らしといえば、

一見、お金がかかりそうに感じるかもしれませんが、

マンスリーマンションに比べると、比較的、安く済みます。

カプセルホテルを選択すれば、もっと安くなります。

 

大凡、都内の賃貸物件の家賃と同じくらいで、

当然、初期費用も不要。水道光熱費もかかりません。

それを踏まえると、通常賃貸物件よりも、割安で住むことが可能です。

 

シェアハウス

 

シャアハウスも安価で住むことができます。

なかには、共用部に加えて、個室付きの物件もあります。

もちろん、シェアハウスは、知らない他者と生活をすることになります。

これが悩みどころです。

 

他者は、こちらで面接や面談をした相手ではありませんし、

他者を、こちらでコントロールすることは、できません。

 

つまり、リスクがあるのです。

  • このリスクを取ってまで、金銭的な負担を下げるか、
  • リスクを回避して、金銭的負担を上げるか、

よく考えて、現在の自分に合致した選択をするべきでしょう。

 

ジモティ

 

ジモティの中には、「シェアハウス」や「短期賃貸」という掲示板があります。

その掲示板に、物件が掲載されています。

 

価格が安かったり、レアな物件、好条件の物件が散見されます。

法人が、大手サイトに掲載している物件ではなく、

個人が載せているゆえに、あまり目にしない物件が多い印象です。

 

ただ、掲載数が非常に少ない印象です。

あと、個人間の契約になるので、少し不安な面もあります。

フリーランスで、数々のトラブルを経験してきた身としては、少し考えてしまいます。

リスクを踏まえて、借りるか否かの判断をすべきでしょう。

 

Airbnb

 

いわずとしれた、大手の民泊掲載サイトです。

一ヶ月くらいの長期で借りれば、割引もあります。

宿泊料金も安価で、もちろん、水道光熱費も不要です。

Wifi等のインターネット設備が完備されている物件も多いです。

 

単なる旅では無く、民泊を通じて、現地に溶け込んだ暮らしが体験出来るという点も、魅力的です。

Airbnb で宿泊先を、探すとなれば、もう、場所にも拘束されません。

日本、海外、好きな場所に住めばいいのです。

その場所で、仕事をすればいいのです。

 

アドレスホッパーやデジタルノマドは、Airbnbを利用されている方は多いと聞きます。

 

5. 実践 アドレスホッパーへの準備

断捨離

 

ひとつの物件で、長年、暮らしていると、モノは溜まります。

私の自宅には、大量の本で溢れています。

 

大量のモノを片付ける為に、断捨離の決行が必要になります。

 

メルカリ・ヤフオク

 

処分の為に、まずは、メルカリヤフオクの利用が頭に浮かぶと思います。

捨てるモノを売って、お金になるのですからね。

しかし、あまりオススメは、できません。

 

経験者ならお分かりですが、商品の写真を撮って商品紹介の文面を作って、掲載するのに、想像以上に、手間がかかるのです。

売れたとしても、配送するのに、手間がかかります。

配送する為の梱包等に、緩衝材やダンボール代に、わずかながらも経費を要します。

おまけに、手数料がメルカリにがっつり持っていかれます。

 

この手間に費やした時間や経費に見合うだけの、メリットあるのかと思うと、正直微妙です。

 

そして、売れ残る場合も少なくありません。

すると、結局、モノが自宅に残り続けることになり、一向に、部屋が片付かない状況に陥ります。

 

メルカリやヤフオクは、断捨離には、あまり向いていません。

生活の合間に、適度に、出品をしたり購入をしたりして、楽しむことが最良でしょう。

 

捨てる or 取っておく

 

結局は、自治体のゴミの回収日に、ゴミとして出す方が、良いと思います。

私は、今後読まないであろう本は、捨てることにしました。

紐で結わいて、一式を、資源ゴミの日に出します。

 

費やす時間や経費を勘案すると、

恐らく、メルカリやヤフオクに出品するよりも、安くつくと考えています。

 

それでもどうしても、捨てられないモノがあると思います。

それらは、ダンボールに入れて、トランクルームに預けます。

 

都心のトランクルームの利用料は高いですが、

郊外のそれは、比較的、安く借りることができます。

屋内よりも屋外が、一階よりも二階の方が、安価に価格設定されています。

 

どうしても、安く借りたいならば、トランクルームは、郊外で、屋外で、二階がオススメです。

ただ、二階では、自力で、荷物の出し入れが必要な場合、結構大変なので、女性や重い荷物を持つ自信のない人は、一階を選択する方が無難だと思います。

 

私では、どうしても捨てられない、気に入っている哲学・思想系の本や小説などは、ダンボールに入れて、トランクルームに預けることにしました。

 

6. おわりに

私は、長らく、オフィス街に住んできました。

今回、賃貸の契約更新をせずに、アドレスホッパーへの道を選択しました。

場所も物件も、どうしても、ここに住みたいという思いが湧いてこなかったのです。

テキトーな物件を探してそこに住むことも出来るのですが、あまり、面白みは感じません。

会社員だったら、それでもいいかもしれませんが、

フリーランスゆえに、場所も時間も関係が無いのです。

 

新しい世界への第一歩にワクワクします。

ABOUT ME
普通のフリーランスエンジニア マノリさん
1981年生。早稲田大学卒。秋葉原(外神田)在住。フルリモートで作業中。昼は人で溢れかえり、夜は誰もいなくなる電気街で、仕事を頑張る。趣味は、小説と散歩