私は、フリーランスのエンジニアとしてシステム開発の仕事をしています。
フリーランスエンジニアとして、案件を受注したら、
発注者であるクライアント側のエンジニアと一緒に仕事をする機会があります。
案件内容にもよりますが、
クライアント側のエンジニアと分業して開発を進めたり、
受注エンジニアの方がスキルが高い場合、案件を丸投げされたり、
などなど、関わり方は様々です。
ただ、忘れてはならない事は、
クライアント側のエンジニアは、案件を誰に発注するかという裁量権を持っている
という点です。
発注者との相性は何をみるか
「案件を獲得するのに、何が必要か?」
と問われれば、皆口を揃えて、エンジニアのスキルが高いこと、と答えるでしょう。
しかし、それと同等に重要なのは、発注者と受注者の性格や感性等が合うかどうか、です。
どれだけスキルが高くても、発注者となんとなく合わない感覚があると、発注者も人間ですから、簡単に、契約を切られてしまいます。
(これは、下請け中心のフリーランスにとっては、ツライところですが・・)
そして、たかだか30分程度の初回の顔合わせの段階で、発注者と相性の判断は、意外と難しいのです。
短い時間では、皆、うわべの事しか話しませんし。
「この発注者、大丈夫かな・・」
私の一つの指標として、
私は、発注者側に、Windowsしか触った事のないエンジニア(特にMacを嫌っているエンジニア)がいる場合、高確率で、案件をお断りさせて頂いております。
なぜなら、これまでの経験を踏まえて、MacやLinuxを触った事がない、というエンジニアと一緒に仕事をした時、高確率でモメたからです。
Windowsエンジニアは老害が多い?
私は、これまで様々なエンジニアの方々と一緒に仕事をさせていただきましたが、
Macを嫌っていて、WIndowsしか触った事の無いエンジニアの方は、どちらかというと、年齢が高い印象があります。
決して、未経験のスキルなし、では無くて、むしろ、スキルの高いベテランエンジニアです。
当然、そのような方なので、クライアント社内においても、エンジニアとしてのポジションを確立しています。
そして、当たり前ですが、現代は、Windowsの知識だけでは対応し切れない案件は、存在しています。
今の時代のエンジニアは、一つの言語やOSに固執するのでは無く、その都度、柔軟に様々なそれらを扱える、フルスタックな存在が求められています。
様々なエンジニアが参画している開発チームにおいて、
50代、60代のエンジニアが、
「Windowsしかやった事ないんだけど」
「Mac嫌いなんで。Windowsでいいんじゃないの?」
とか言い出すと、プロジェクトに、不穏な空気が漂うんですよね。。
しかも、こういったWindowsしか触った事の無い、ベテランエンジニアは、結構、至る所に、存在しています。
もしかしたら、
問題の本質は、Windowsのスキルしか無い事では無く、老害の方にあるのかもしれません。
自分のスキルが限られているならば、新しいスキルを身につける習慣や努力が必要です。
新しいスキルを身につける習慣や努力を放棄している点が、老害の道への一里塚のように思えます。
だから、高齢のベテランエンジニアがあっけらかんと言う「僕、Windowsしかやった事ないんだよね」には、老害の影が差しているのです。
蓋を開けると、プロジェクトで、この”Windowsエンジニア”が、トラブルを引き起こします。
そのトラブルは、WindowsやMacといった次元の話では無く、高齢ベテランのWindowsエンジニアの性格や人格が原因が大半です。
Windowsエンジニアには、老害的なトラブルの影が差しているのです。