面談・打ち合わせ

【indeed】面接で盗撮。Youtubeに公開すると言われた話

indeed interview youtube

筆者は、フリーランスのエンジニアです。

普段は、リモートワークでシステム開発の仕事をしております。

先日、とある会社と面談をしていた時、途中で気づきましたが、盗撮されていました。

記事を通じて、個人情報やプライバシーなどについて、考える一助になれば幸いです。

(面接と面談の内容は、実質同じである事を踏まえ、本記事では、特に、面接と面談という記述の使い分けを行なっておりません)

 

 

1. 面接で気づくと盗撮されていた(体験談)

受けていた案件が切れたのを機に、Webで、新しい案件を探していた時、自分のスキルにマッチした良さげな案件を発見しました。

後日、面談の運びとなり、先方からは「リモート面談でお願いします」とメールにURLが貼ってありました。

 

最近では、リモートでの面談も珍しく無くなりました。

オンサイトでの面談では、場所に拘束されるわけですから、移動に時間が奪われます。

募集企業、あるいは、案件応募者、いずれかその被害を被る事となります。

それを踏まえると、リモート面談は、非常に合理的な選択です。

 

面談設定時間に、zoomを立ち上げると、画面の中には、ニコニコとした面談相手が映っていました。

まず、この会社の自己紹介が、始まりました。

弊社は、一緒に働く人たちに対する感謝や共感の念を、一番大事にしている、という企業理念を説明されていました。

 

私は、頷きながら、その説明を聞いていた時、ふと、画面左上にRecordingという赤色の文言が光っていました。

嫌な予感がしました。

 

私
すみません。録画・録音されていますか
面接官
面接官
・・いえ・・あの・・(しどろもどろ)
私
Recordingって表示されていますよ
面接官
面接官
(観念したかのように、)はい、録画・録音しています
私
何に使うんですか
面接官
面接官
あなたの個人情報を収取して、分析を行います。場合によっては、弊社PRとして、Youtubeで、公開させていただきます。
私
録画の前に、私の許可は取られましたか
面接官
面接官
・・・

 

リモートでの面談が始まり、何の許可も無く、録画・録音をされていました。

しかも、録画・録音したものは、分析に使うって・・

 

百歩譲って、最初に、これこれこういった理由で、録画や録音させてもらっていいですか?

と許可を取ってくれるならば、まだ、分かるのですが、

何の許可も無く、勝手に録画・録音されて、何だか訳の分からない事に、個人情報を利用されるなんて、非常に、気持ちが悪いと感じました。

 

ふと浮かんだのは、下記のような場面でした。

・説明もなく、対面の面接でカメラを回される

・説明もなく、見ず知らずの人が、目の前に現れて、カメラを突きつけられる

こんなことをされたら、不快と感じるのが自然でしょう。

それがあって、この会社に対しては、どうにも、不信感が付いてしまいました。

 

2. 個人情報の重要性

個人情報って、一度、データ化されてしまうと、消すのが、非常に困難です。

怪しい会社に、個人情報が渡ってしまって、一応は、削除依頼をするのですが、本当に、削除してくれるかは、こちらからでは、分かりません。

実際、個人情報の削除依頼を出して了承頂いていたのも関わらず、相も変わらず、連絡を寄越してきた会社もありました。

 

怪しい会社を避けるのは、結構、難しいと常々、感じております。

プライバシーマークを取得しているか、などで、優良企業を判断するべきでしょう。

体感では、SES企業において、プライバシーマーク未取得である企業の個人情報の取り扱いは、結構、メチャクチャです。

 

3. まとめ

 

要点整理

・面接で、許可や通知なく、盗撮がされていた。

・途中で、盗撮されている事に気づき、使用用途を、面接官に問いただした。すると、面接官は「志望者の分析に使ったり、会社PRの為Youtubeへの公開を行なう」と述べた。

 

この会社、面談の最初に、「他者に対する感謝や共感の念を大事にしている」と言っていましたが、見ず知らず他者に、何の断りもなく、盗撮をすることについて、どう思っているんだろう、と考えてしまいました。

ABOUT ME
普通のフリーランスエンジニア マノリさん
1981年生。早稲田大学卒。秋葉原(外神田)在住。フルリモートで作業中。昼は人で溢れかえり、夜は誰もいなくなる電気街で、仕事を頑張る。趣味は、小説と散歩