面談・打ち合わせ

【SES】仲介営業のせいで、面談不採用になった話【派遣】

ses interview rejection

面接や面談の選考対象は、求人志望者である自分に、他なりません。

けれども、面談の場において、担当営業のせいで、落ち度の無い求人志望者が、不採用になった事があります。

 

SES面談(派遣面談)で、不採用になったお話です。

 

 

. エンジニアと営業の関係性

SESや派遣で働く際、エンジニアと営業は、一心同体です。

エンジニアは、営業から案件を紹介されて、それを対応する流れとなります。

エンジニアは、営業がいなければ、案件にありつくことが出来ません。

 

それならば、エンジニアは、信頼のおける営業と良好な関係を築きたいものです。

 

エンジニアは、誰しも、きちんとした営業と一緒に仕事をしたいと、考えるでしょう。

そして、エンジニアが、良質な営業と、良好な関係を築く事は、困難であると考えております。

 

エンジニアが、良質な営業と繋がる条件は、「直請案件のみ」に限る事によって、初めて可能となります。

何故ならば、一段でも商流が深くなると、別の会社の営業が、間に入り込むからです。

 

エンジニアにとって、いくら、所属の営業が、信頼のおける人格者であっても、商流が深くて、現れた上位会社の営業が、ポンコツだったら、あなたと関わる営業は、このポンコツ営業に代わります。

 

営業とエンジニアの良好な関係は、

エンジニア : 仲介 : エンド(クライアント) = 1 : 1 : 1

の場合は、成立します。

 

エンジニア : 仲介 : エンド(クライアント) = 1 : N : 1

では、成立しません。

 

. SES面談(派遣)とは何か?

SESや派遣は、客先と契約を結ぶ前段階で、作業従事者とクライアントの間で、面談が行われます。

「面談」という言い方ですが、「面接」と同じ意味です。

クライアントの担当者が、作業従事者を査定する場、という事です。

 

作業従事者のスキルが足りていない

作業従事者の社会人的な振る舞いに問題がある

などの場合は、不採用になります。

 

面談の時は、面接官である「クライアントの担当者」と志望者である「作業従事予定者」に加えて、もう一人、その場に、存在しています。

それは、SESや派遣営業です。

SESや派遣営業は、「作業従事予定者」を、クライアントに紹介する立場の人です。

 

ただ、この営業、最初に挨拶をするくらいで、その後の面談の間は、まったく何もしません。

あくまで、クライアントと作業従事者の面談という交渉事なのです。

営業が、面談の邪魔をすることは、当然ですが、ありません。

 

私は、営業が原因で、面談が不採用になったことがあります。

 

. 営業が原因で、面談不採用になった話(体験談)

所属企業の営業と、地下鉄から地上に出たところで、上位会社の営業が待っていました。

上位の営業は、路上で、タバコを燻らせていました。

 

そこで、私は、所属の営業から、このタバコ営業に引き渡されました。

 

タバコ営業は、既に吸っていたタバコを、地面に落として、靴底で、踏み消すと、すぐに、新しいタバコに火をつけました。

このタバコ営業、普通に、路上喫煙をしながら、私と並んで歩く形となりました。

 

なんだか、この非道徳なオジサンと、同類だと思われたくないと思いました。

そして、路上喫煙者と並んで歩いているので、タバコの煙が直接、私の顔にかかり、ものすごく、臭いのです。

当然、通行人も、避けていきます。

 

この営業、そんな周りへの迷惑などつゆ知らず、悠然とタバコを愉しんでいるようでした。

 

客先の事務所に到着。

タバコ営業は、靴底で、吸っていたタバコを踏みつけます。

 

もうこの時、既に、私は、こんなバカ営業に、仕事を紹介されたくないという考えでいました。

採用されても、適当な理由をつけて、辞退しようかと。

 

エントランスで内線をかけると、受付担当の人が現れて、打ち合わせスペースに通されました。

 

ほどなくして、ノートPCを抱えた人が二人、恐らく、人事担当と部署の役職者が、入室してきました。

人事担当は、比較的若い人、部署の役職者は、50くらいの人でした。

 

早速、営業とこの会社の二人が、名刺交換を行おうとしていた時です。

 

部署の役職者が、名刺を取り出す手を止めて、眉間にシワを寄せて、私とこの営業を、交互に視認してから、明らかに、営業を睨みつけるような顔をしました。

今にも、怒り出しそうな表情でした。

 

そして、

「申し訳ないが、あなたの会社とは、お取引をしない。すぐに帰ってもらえないか?」

と、言われました。

営業と私は、面談すらなく、この会社を出ることになりました。

 

ワケが分かりません。

ただ、エレベーターホールの前で、営業が、

「我々が何か無礼を働きましたか?」

と、人事担当に、聞くと、

はっきりとは言いませんでしたが、付き添いの営業が喫煙者であったことが、今回不採用の理由との事でした。

(もっとも、不採用といっても、面談すらさせてもらえませんでしたが、、)

 

この営業、タバコのヘビースモーカーらしく、洋服や身体に、タバコ臭が染みついているようでした。

私のような非喫煙者は、そのタバコ臭に対して、非常に敏感です。

でも、日頃からタバコを吸っている人は、タバコの匂いに対して、鈍感になっているようです。

 

確かに、この営業と、打ち合わせスペースで待っている時も、物凄く、タバコ臭かったです。

この営業がいるだけで、部屋にタバコの匂いがこびり付きそうな、そんな強烈な悪臭です。

 

恐らく、この客先の会社、タバコが嫌いなのでしょう。

私とは、全く関係が無い、この上位会社の営業のタバコが原因で、不採用になるのですから、たまったものではありません。

 

タバコ営業は、悪びれる姿勢もなく、そのまま、去って行きました。

 

. おわりに

結論を言えば、SESや派遣で働くならば、直請案件のみを受けるべきである、という事です。

商流が深くなると、それだけ、不確実性が高まります。

今回の営業のように、問題のある人間も入り込んできます。

つまりは、隣人を選択することはできないのです。

 

あなたが、自分の目と耳で、自分の意識で、信頼のおける営業と仕事をしたいのならば、直請案件に絞るしかありません。

 

2次請け、3次請け・・となると、今回のような営業が現れる・・そんな可能性は否定できません。そして、問題のある営業が現れてしまうと、もう回避する事は、非常に困難なのです。

ABOUT ME
普通のフリーランスエンジニア マノリさん
1981年生。早稲田大学卒。秋葉原(外神田)在住。フルリモートで作業中。昼は人で溢れかえり、夜は誰もいなくなる電気街で、仕事を頑張る。趣味は、小説と散歩