レスポンスはいい?
発注者からこの科白を聞いたことのあるフリーランスは、多いと思います。
電話やメール、チャットなどで連絡を円滑に行なうことができるか、という確認です。
誰か仕事できませんか?
と発注者が声をあげて、
受注者が一斉に手を挙げ、
さあ、面談という運びになって、発注者からこの科白が出てきます。
特に、リモートワークの案件の場合に、しつこく確認されます。
一方で、SESの常駐案件の場合は、あまり聞かれません。
確かに、リモートワークでは、
slackやchatworkなどのチャットツール、
zoomやappear.in、skypeなどのオンライン通話、
などでのコミュニケーションが主になってきます。
オフィスで、顔を突き合わせて作業をするわけではないので、
円滑なコミュニケーションを取ることはとても重要です。
中には、まるで、過去の影に取り憑かれたように、繰り返す発注者もいらっしゃいます。
前回の発注者と今回の発注者が同じ人物なのではないか、と思えるほどに、言われます。
レスポンスはいい?
そして二の句には、実は…と始まります。
- レスポンスが悪くて使い物にならなかった奴の話
- 連絡が取りづらくて苦労した話
微細は違えど大まかな内容は同じ、悲哀や自虐を滔々と話されます。
で、
君は、
レスポンスいい?
私は、それほど、レスポンスが悪いと自分で思ったことはありません。
普通です。
会社員経験も踏まえ、メールが遅くてトラブルに発展したようなことは一度もありませんし。
というか、
レスポンスはいい?
と聞かれるまで、自分のレスポンスの速度に関して気にしたことすらありませんでした。
私は、常時ネットに接続している状態なので、平日の日中、起きている時間ならば、常に連絡がつく状態になっています。
それくらい、会社員にとっては、基本であり、当たり前のことなんだと思います。
でも、フリーランスや一人法人が、介在する世界になると、悲しいかな、気にせざるを得なくなるのかもしれません。
ちなみに、
少し変な話をします。
私は、
レスポンスはいい?
と聞いてくる発注者に、多くお会いしてきました。
レスポンスはいい?
と聞いてくる発注者。
自分談で恐縮ですが、
100%
レスポンスが悪かったです。
上位会社から受注した案件を、
単に、私みたいなフリーランスに丸投げをする発注者も、少なからずいました。
そのような発注者は、案件の内容を理解していません。
したがって、
「レスポンスいい?」くらいしか話すことがなくなってしまうのだろう、
と考えています。
発注者にとっては、案件を任せて報酬を支払う相手が信用できるのかを、慎重に選別しているのでしょうが、
受注者も、きちんと報酬を支払う能力があって人格的に問題がない発注者なのかを見る必要があります。
作業の途中で、発注者と一切、連絡がつかなくなるのは、
受注者にとっても、結構、不測の事態です。
面談や顔合わせ、面接の時、
発注者や面接官を、受注者や志望者側からしっかりと査定しましょう。
油断をすると、時間が取られてしまいますから。