フリーランスのエンジニアをやってます。
受託開発では、面談という名の面接はつきものです。
実は、面接官には、当たり外れがあります。
エンジニアの面接は、一応、システムについての話をする場なので、面接官も、最低限の専門性を必要としますが、面接官の中には、自分が、今何をやっているかさっぱり理解できていない人がいらっしゃいます。
これは、ハズレの面接官です。
私は、こういったハズレの面接官に、何度か、出会ったことがあります。
JavaとJavascriptの違いが分からない面接官
フロントエンジニア募集の案件に応募した時があります。
応募要件としては、
「Javascriptの経験が5年以上のエンジニア」
とのことでした。
当時で、私は、Javascript経験が10年以上、そして、ReactやVueの経験も数年ずつあったので、応募要件は満たしていたので、応募すると、早速、面接の運びとなりました。
面接は、全部で2回あるとのこと。
1回目は、仲介会社(SES)の面接でした。
面接官は、現場の方ではなく、そのSES企業の代表でした。
代表は、60代くらいの方です。
そして、私のスキルシートをもとに、面接が始まりましたが、すぐに話が噛み合わなくなりました。
齟齬から察するに、どうやら、この面接官は、Javascriptの事をJavaと認識しているようでした。
クライアントから降りてきている案件内容を見ると、明らかに、フロント開発の案件でした。
でも、この面接官がJavascriptをJavaと勘違い(理解不足?)しているため、話が成立しない状態に陥りました。
こんな感じのやり取りが続き、最終的に、フロントエンドエンジニア(Javascript)募集の案件だけど、Javaの経験にブランクがあるため、不採用となりました
それなら、私は、直近、JavaではなくてもPythonやRubyなどのバックエンドの経験があるんですが、その面接官いわく、「Java(=Javascript)じゃないとダメ」なんだそうです。
そして、この面接官は、React, Vue, Typescript, jQuery … などは、Javascriptではなく、全く別ものと捉えているようでした。。
フロントエンドエンジニア募集なので「ReactやVueの経験あります!」とアピールしたくなりますが、この面接官には、無意味です。
フロントエンドエンジニアは、ReactやVueよりも、Java(=Javascript)のスキルの方が重要と思い込んでいるようでした。
面接は運ゲー。面接官ガチャにハズレると終了
一見、無知でバカな面接官だなあ、と思われるかもしれませんが、面接を受けるエンジニアにとっては、笑えない話です。
こういった面接官の誤った判断が、面接結果に影響するからです。
先述の通り、Javascriptエンジニア募集の案件で、Javaの経験がないから不採用、と言うことが、普通に起こります。
つまり、面接は、完全に運です。
こういった人が出てきてしまったら、諦めるしかないのです。
ハズレの面接官の特徴
次のような疑問を抱きませんか?
面接官は、自分がエンジニアよりも知識が無いと気づいているはず。
それなのに、なぜ、面接官は、自分の誤りを認めないのか?
この疑問に対する答えは、次の通りです。
こういった面接官をつとめる人は、若い人では、ありません。
中高年の男性が、ほとんどです。
考え方が凝り固まり、柔軟な思考が難しくなる年代です。
私は、面接官のプライドを傷つけないように、面接官の誤りを、やんわりと指摘しました。
しかし、面接官は、頑なに、自分の誤りを認めない態度でした。
「JavascriptもJavaも同じだ。俺が言っているんだから正しいんだ」
という具合です。
テストで、全問正答をしても、採点者がバカなので、0点になりました、
そんな感じですね。
面接官ガチャを失敗しないように
面接官ガチャの成功率を上げる方法はありませんが、失敗率を下げる方法は、あります。
それは、面接の前段階で、メールなどで、案件の詳細を確認しておくことです。
「応募条件を、満たしているか?」
「そもそも、案件は存在しているか?」
(できれば、面接官の能力(職歴や学歴)も事前に把握したいくらいです。)
それで、先方が妙な回答や挙動を取ったら、面接を受けずに辞退すべきです。
JavaとJavascriptの違いが分からないまま、不採用。
ハズレの面接官が出たら、本当に、時間の無駄ですよね。