「フリーランスは不安定だ」
巷で、よく聞く言葉です。
筆者は、フリーランス5年目になるエンジニア、です。
私は、フリーランスとして働いていて、あまり、不安定だと感じたことはありません。
普通に、フリーランスで働くならば、むしろ、不安定な状態にはなりづらいのではないでしょうか。
では、君は、フリーランスになってからずっと安定していたのか?
と問われれば、必ずしも、そうではありません。
フリーランスのエンジニアを続けてきて、
フリーランスが、収入や精神において不安定になる場面は、決まっていました。
フリーランスが不安定になる理由について、書きたいと思います。
フリーランスが不安定な理由
結論を言うと、
収入面、精神面でフリーランスが不安定になる時は、
クラウドワークス等、フリーランス向けのサービスを利用する事が原因です。
https://futsuuno.com/crowdsourcing-bring-dangerous-society
極論を言えば、クラウドソーシング等、こういったサービスに関わらずに仕事をしている限り、フリーランスが、不安定に陥る可能性は低くなります。
フリーランス向けサービスが、フリーランスの不安定化を招いている?
では、なぜ、クラウドソーシングがフリーランスの不安定化をもたらしているのでしょうか?
クラウドワークス等のフリーランス向けのサービスは、「フリーランスは不安定」という風潮に乗っかったサービスを展開しています。
「フリーランスは不安定」だから、フリーランスの地位改善や安定化支援の為のサービスを展開している、のではなく、
「フリーランスは不安定」という状態に普遍性を持たせ、負の状態の地続き上にあるサービスとして構築されているのです。
たとえば、クラウドワークスの場合、利用者が或る案件に関わって、トラブルが発生した場合、そのトラブルに対する責任の主体が不在となります。
それは、受注者が犯罪行為や詐欺的行為に巻き込まれた場合も例外ではありません。
本来であれば、こういったマッチングプラットフォームを展開している企業にもその責任があるはずです。
しかし、トラブルの一切を利用者であるフリーランスに押し付けられます。
そして、このようなサービスの利用規約や法律をすべて理解したうえで、利用を開始するフリーランスは稀なのです。
それが、トラブルの解決を一層困難にさせて、フリーランスの不安定が極まります。
これは、フリーランスの不安定さを利用することで成立しているのです。
つまりは、
フリーランスは不安定な働き方なのである、
ではなくて、
(フリーランス向けサービスが)フリーランスに不安定な働き方をさせている、
が正解です。
プラットフォーマー企業は、手数料を搾取
発注者は、フリーランスを無料で使うことが可能
これでは、受注者であるフリーランスにとって、メリットよりもデメリットの方が大きいのです。
利用すると、精神が疲弊した挙句に、収入も減少する結末ですから。
個人事業主5年目のエンジニアの結論としては、
・フリーランスは、普通にやれば、普通に稼げる
・だけど、クラウドワークス等のフリーランス向けサービスに関わると、精神面や収入面で不安定に陥る
ということです。
ちなみに、クラウドワークスやランサーズの使用を止めたら、収入が上がりました。
いかに、無駄な時間を費やしていたかが分かりますね。
わざわざ、自分から不安定な沼に、足を突っ込む必要はないのです。
クラウドソーシングは、不安定なフリーランスの働き方を改善することなく、単に、フリーランスに不安定な働き方を強いているだけに過ぎません。
気をつけましょう。